東京:日本経済新聞の報道によると、アラブ首長国連邦とフィリピンは環太平洋経済連携協定(TPP)への参加を申請した。
フィリピンとUAEは8月に申請書類を提出したという。今回の申請は、2024年9月のインドネシア以来となる。
TPPの枠組みは、幅広い商品の関税を撤廃し、知的財産権などのルールを調和させる。日本を含む12カ国が加盟。フィリピンやアラブ首長国連邦など他の8カ国・地域が申請中で、交渉待ちの状態だ。
協議を開始するには、現在の加盟12カ国すべてが合意しなければならない。今年後半に予定されている次回のTPP閣僚会合で、新規申請国が決定される可能性がある。交渉は関税撤廃の範囲などの問題をカバーし、新規加盟は全加盟国が同意した場合のみ承認される。イギリスの場合、加盟申請から加盟議定書の調印まで2年以上かかった。