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日本の石炭火力発電削減 グリーンピースが歓迎

日本では現在、140基の石炭火力発電が稼働しており、そのうち非効率である約100基を10年以内に休止、もしくは廃止する見込みだという。(Shutterstock)
日本では現在、140基の石炭火力発電が稼働しており、そのうち非効率である約100基を10年以内に休止、もしくは廃止する見込みだという。(Shutterstock)
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03 Jul 2020 12:07:15 GMT9
03 Jul 2020 12:07:15 GMT9

東京―国際環境団体のグリーンピース は、2030年までに約100基の石炭火力発電を休止および廃止とする日本政府の決議に対し、支持するとの声明を発表した。

グリーンピース・ジャパン エネルギー担当のハンナ・ハッコ氏は、「今回の方針は、日本の気候・エネルギーの議論において重要なターニングポイントだといえます。」と述べた。

ハッコ氏は「日本政府がこれまでの方針を転換し、CO2排出量の多い石炭火力発電所の削減に乗り出すことについて賛成します。」と続け、長きにわたり環境問題への対策を求めてきた国内外の若い世代や企業、投資家についても触れた。

日本では現在、140基の石炭火力発電が稼働しており、そのうち非効率である約100基を10年以内に休止、もしくは廃止する見込みだという。石炭発電は日本で3番目に多い発電量を供給している。

一方で、いくつかの石炭火力発電所は稼働を続けるとみられ、新たな石炭発電所の建設計画もあるという。

これについて、同団体は声明で「このような計画は早急に中止すべきである」と主張している。

さらに、「石炭火力を原子力に置き換える可能性を政府が示している点は、大きな懸念材料です。」と原子力発電に伴う危険性を述べ、省エネや自然エネルギー技術の優先を期待するとした。

JIJI Press

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