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旅行キャンペーンが非難の的となる中、東京都はコロナ警戒レベルを上げることを検討
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15 Jul 2020 02:07:33 GMT9
15 Jul 2020 02:07:33 GMT9
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首都、東京での感染者数が記録的に急増したことを受けて、新型コロナウイルスの感染拡大による独自の警戒レベルを、東京都は最も高い段階に上げることを検討している、と都関係者は7月14日に語った。
感染の第2波が首都から拡散することを恐れて、地元自治体や野党政治家たちも、国内旅行の需要喚起を目的とする大キャンペーンを中止するように促していた。
しかし、西村康稔経済再生担当大臣は7月14日、政府は買い物や外食の割引クーポンを含む、いわゆる「GoTo」トラベル（支援）キャンペーンを進めるが、情勢を見て用心深く進めると述べた。
「足元の感染状況を踏まえ、国民の不安を払拭しながら進めていくのは当然」と、政府の新型コロナウイルス対策を主導する西村大臣は、国会で語った。
このプログラムは、4月に発表された経済刺激対策の中で、最大の外部委託契約だが、民間契約者に管理業務を下請けさせる費用をめぐって、国民からの批判が高まったため、既に延期されていた。
日本中のソーシャルメディアネットワーク上で、新型コロナウイルスが油を注いだことで、普段なら生じなかった政治への怒りが噴出する中で、今月開始されるGo Toトラベルキャンペーンもまた、非難の的となっている。
東京で、首都の歓楽街で働く人々を検査したことにより、20代と30代の若者の中で感染が見付かり、1日あたりの新型コロナウイルス感染者数は、過去6日間のうち、4日連続で200人を超え、7月10日には過去最高の243人に達した。
東京都の小池百合子知事は7月15日、最近の感染拡大を議論するために、専門家との「モニタリング」会議を開催し、週1回のこの集まりを1日前倒しする、と発表した。
「私の理解するところでは、現在なかなか厳しい状況にあります」と、小池知事は7月15日夕刻に、予定された記者会見の前に、報道陣に語った。
これとは別に、東京都の職員はロイター通信に、東京都が独自の警戒レベルを最も高い段階に上げることを検討していると語った。
東京の最新の感染クラスターは、少なくとも37人の感染者を出した新宿の劇場で発見された。新宿は賑やかなエンターテインメント街であり、最近の感染者急増の中心地となっているアジア最大の繁華街の1つがある。
ロイター通信
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