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「重油流出で、モーリシャス生態系への長期的な脅威」と日本の専門家

JICAはモーリシャス沖で、日本の海運会社にチャーターされた貨物船からの燃料油流出に対処するために、JICAは国際緊急援助隊の専門家チームを2つ派遣した。 (JICA/Facebook)
JICAはモーリシャス沖で、日本の海運会社にチャーターされた貨物船からの燃料油流出に対処するために、JICAは国際緊急援助隊の専門家チームを2つ派遣した。 (JICA/Facebook)
JICAはモーリシャス沖で、日本の海運会社にチャーターされた貨物船からの燃料油流出に対処するために、JICAは国際緊急援助隊の専門家チームを2つ派遣した。 (JICA/Facebook)
JICAはモーリシャス沖で、日本の海運会社にチャーターされた貨物船からの燃料油流出に対処するために、JICAは国際緊急援助隊の専門家チームを2つ派遣した。 (JICA/Facebook)
JICAはモーリシャス沖で、日本の海運会社にチャーターされた貨物船からの燃料油流出に対処するために、JICAは国際緊急援助隊の専門家チームを2つ派遣した。 (JICA/Facebook)
JICAはモーリシャス沖で、日本の海運会社にチャーターされた貨物船からの燃料油流出に対処するために、JICAは国際緊急援助隊の専門家チームを2つ派遣した。 (JICA/Facebook)
JICAはモーリシャス沖で、日本の海運会社にチャーターされた貨物船からの燃料油流出に対処するために、JICAは国際緊急援助隊の専門家チームを2つ派遣した。 (JICA/Facebook)
JICAはモーリシャス沖で、日本の海運会社にチャーターされた貨物船からの燃料油流出に対処するために、JICAは国際緊急援助隊の専門家チームを2つ派遣した。 (JICA/Facebook)
JICAはモーリシャス沖で、日本の海運会社にチャーターされた貨物船からの燃料油流出に対処するために、JICAは国際緊急援助隊の専門家チームを2つ派遣した。 (JICA/Facebook)
JICAはモーリシャス沖で、日本の海運会社にチャーターされた貨物船からの燃料油流出に対処するために、JICAは国際緊急援助隊の専門家チームを2つ派遣した。 (JICA/Facebook)
JICAはモーリシャス沖で、日本の海運会社にチャーターされた貨物船からの燃料油流出に対処するために、JICAは国際緊急援助隊の専門家チームを2つ派遣した。 (JICA/Facebook)
JICAはモーリシャス沖で、日本の海運会社にチャーターされた貨物船からの燃料油流出に対処するために、JICAは国際緊急援助隊の専門家チームを2つ派遣した。 (JICA/Facebook)
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26 Aug 2020 02:08:40 GMT9
26 Aug 2020 02:08:40 GMT9

モーリシャス沖合で座礁した日本船による大規模な重油流出は、このインド洋に浮かぶ島、モーリシャスの繊細なマングローブを始め、この地域の生態系に長期的な脅威を及ぼすかもしれない、と日本の専門家たちは8月25日に語った。

ばら積み貨物船わかしおは、先月サンゴ礁に乗り上げ座礁し、マングローブ林と絶滅危惧種が存在する自然のままの海に、1,000トン余りの重油を流出させた。

この貨物船は2つに裂けた後、大きな方はタグボートで曳航されて、沈められたが、小さい方はサンゴ礁に乗り上げ座礁したままだ。

モーリシャス共和国政府の要請に応えて、国際協力機構(JICA)は国際緊急援助隊(J DR)の専門家チームを2つ派遣した。

JDRチームの一次隊は海上保安庁の流出した重油の除去に対応する専門家を始め、6人で構成されており、8月10日に派遣され、現地での重油除去などの支援活動に取り組んできた。一方、JDRチームの二次隊は環境の専門家5人を始め、7人で構成され、8月19日に派遣され、サンゴ礁、マングローブ生態系、その他の生態系分野への重油流出による環境影響を評価してきた。

JICAの生態系保全専門家である阪口法明氏と、国立環境研究所のサンゴ専門家である山野博也氏が、日本船による大規模な重油流出によるモーリシャスの生態系への長期的な脅威について語る。(AFP通信)

モーリシャスにいる日本の専門家と政府関係者たちは、座礁した船の北西部およそ800メートル(ヤード)の海洋、合計12カ所を調査し、大きな被害は見られず、海底やサンゴ礁に重油が付着した痕跡も見られなかったと述べた。

「私たちはシュノーケリングで、サンゴ礁から船の座礁地点までの12カ所を調査しました。このオイル流出から、明らかに死亡したサンゴは見当たりませんでした。オイルがサンゴ礁や海底に堆積した場所は見当たりませんでした。しかしながら、座礁地点に近ければ近い程、水が濁っていました。これは座礁船が波で動いて、サンゴ礁を破砕しているからだと考えられます」と、JICA の生態系保全専門家である阪口法明氏は述べた。

しかし、日本の専門家と政府関係者たちは、残っている座礁船を波が前後に揺すり、船がサンゴ礁と擦れ合っているようだと述べた。

「この状態が長期間継続すれば、ストレスとなって、サンゴが死亡する可能性があります。現在は冬季ですが、夏には海水温が上昇し、サンゴへのストレスがさらにかかると思われます」と、阪口氏は述べた。

「今後水の濁りが継続すれば、サンゴが死亡する恐れがあります。今後集中的なモニタリングを継続した上で、必要な対策を講じていく必要があると思います」と、阪口氏は付け加えた。

堆積物を取り除く作業はサンゴに害を与える可能性がある、と同氏は述べた。この流出の海岸漂着を止めるために張られたオイルフェンスを縛り付けているロープによっても、サンゴは損傷を受けるからだ。残った座礁船を取り除くことが、この問題の唯一の解決策であるようだ、と同チームは述べた。

流出した重油はまた、海岸線沿いのマングローブ林の軟質地盤にも達していた。

マングローブが死亡したという証拠はまだないが、今後数カ月の間に、流出した重油が保護区の植物を死亡させる可能性がある、と同チームは警告した。

「私たちはオイルが漂着して汚染した、と考えられる海岸線のマングローブ林も合計7カ所調査しました。オイル汚染がひどい場所では、今後呼吸根にオイルが付着することで、空気交換ができずに死亡したり、窒息死したりする可能性があります」と、阪口氏は述べた。

マングローブの汚染除去作業は、極めて困難だ。この地域での人間の活動は、流出した重油をさらに土の中に深く浸透させる危険性があるからであり、これはさらに害をもたらす可能性がある。

現在のところ、汚染除去作業は、重油に覆われた地域に押し寄せて、海岸に残った海草やその他の植物を拾い上げることが中心だ。この事故の後、同チームは長期のモニタリングを求めた。この事故はまだ、モーリシャス当局によって調査中だ。

日本の共同通信社は8月24日、この船の乗組員が家族に連絡を取ったり、母国での新型コロナウイルスの状況について尋ねたりできるように、携帯電話信号を見付けたかったので、海岸に近づくように船の舵を切ったと述べた。

この事故の前に、勤務中の乗組員が参加していたかどうかは定かではないが、船上で酒を飲みながらの誕生パーティーが催されていた、という匿名の司法関係者の発言にも同通信は言及していた。

AFP通信と共に

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