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日本はアジアの成長に目を向けながらLNG輸入50周年を迎える

6月19日、東京郊外の横浜で建設中の世界最大LNG貯蔵タンクのステンレス鋼の天井を見上げる東京ガスの従業員(AFP通信)
6月19日、東京郊外の横浜で建設中の世界最大LNG貯蔵タンクのステンレス鋼の天井を見上げる東京ガスの従業員(AFP通信)
07 Nov 2019 12:11:59 GMT9

東京、ロイター通信

日本のガス購入企業は水曜日、初の液化天然ガス(LNG)貨物が日本に到着してから50周年を迎えた。日本は現在、世界最大の燃料輸入国だ。

1969年11月4日の貨物の到着は、原子力が発展する以前の高度成長期に石油、石炭、石炭ガスに依存していた日本のエネルギーシステムの転換に寄与した。

しかし、日本のエネルギーを巡る状況は、2011年の福島の原子力災害をきっかけに大規模な変化を経験しており、このことは、原発が停止し、政府がガスと電力市場を自由化したことにより、LNGの輸入量を過去最高にまで押し上げた。

LNGの需要は、さらに原発が稼働し、政府が義務付ける高い値段により支えられる再生可能エネルギーが発展する中、徐々に減少する見通しだ。福島の事故以降、石炭の増加も見られるが、温室効果ガス排出に対する社会的圧力により、その利用は疑問視されている。

「日本はLNG市場の成長の最先端を歩んできましたが、日本の国内需要が少子高齢化によって下落する見込みのため、我々は今、世界的な視点から考えなければなりません」と、日本ガス協会の広瀬道明会長が火曜日、記者団に語った。

広瀬氏は、同国最大の都市ガス供給企業の東京ガスの会長も務めている。

日本のガス業界は、エネルギー需要の伸びが予測されている東南アジアのLNG市場の発展に役立てるために、そのノウハウを提供すべきだと、広瀬氏は語った。

同業界は、再生可能エネルギーで見られる電力供給の変動を補うための予備としてLNGも推進すべきだと、彼は述べた。

日本の経産大臣は9月、世界のLNG市場を後押しし、エネルギー供給の安全保障を強化するための戦略で、日本とその民間企業が世界中でLNGのプロジェクトに100億ドルを投資する予定だと語った。

LNGは摂氏マイナス162度まで冷却される天然ガスだ。この温度で天然ガスは液体になり、気体よりも600倍体積が少なくなるため、世界中のどこへでも届けられるようになる。

11月4日は、フィリップス石油、現在のコノコフィリップスの保有するアラスカLNGプロジェクトからLNGを輸送するLNG船「Polar Alaska」が、東京電力、現在のJERAと、東京ガスが共同で運営する東京近郊の横浜の根岸LNGターミナルに到着してから50年となった。

JERA、東京ガス、50年前に購入代理店としての仕事を行った三菱商事、そしてコノコフィリップスは、水曜日、横浜で50周年の式典を開いた。11月4日は日本では祝日だった。

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