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『千夜一夜物語』に魅了された日本人宇宙飛行士の毛利衛博士

毛利衛博士は、数学から文学まで、アラブ文化は世界に豊かに貢献したと語った。
毛利衛博士は、数学から文学まで、アラブ文化は世界に豊かに貢献したと語った。
13 Nov 2019 04:11:26 GMT9

スタッフライター、ドバイ

「私は若い頃に『千夜一夜物語』に魅了されて大きく影響を受けました」と、NASAのスペースシャトルに日本人として初めて搭乗した宇宙飛行士の毛利衛博士が語った。

同博士は『Arab News Japan』に対し、数学から文学まで、アラブ文化は世界に豊かに貢献したと語った。

最先端科学と技術革新をテーマとする日本の国立博物館である未来館の初代CEOでもある毛利博士は、先月サウジアラビアで開催されたタンウィーン2019で基調講演を行った。

タンウィーンはアブドゥルアジーズ王世界文化センターが創造性をテーマに毎年開催するイベントであり、芸術、音楽、映画、舞台作品、科学、文学、文化遺産、および起業の世界における創造性をめぐる探求が行われる。毛利博士はさらに、サウジアラビアによる化石燃料関連の取り組みとエネルギーの未来を称賛した。

「サウジアラビアにはもうすぐ新たな施設が誕生します。科学の素晴らしい世界の探求の舞台となり、若者に大いに役立つでしょう」と毛利氏は語った。

同博士によると、教育や科学技術分野での交流プログラムを設けたり、互いの豊かな文化について理解を深めて情報共有を行うことは、日本とサウジアラビアにとって極めて有益になる可能性があるとのことだ。

「あなた方の国からは、素晴らしく多様な科学者や宇宙飛行士が出てくるでしょうし、彼らはこの地球環境の維持に世界規模で貢献してくれるでしょう。私はそう確信しています」と同博士は述べた。

宇宙飛行士である毛利博士は、未来館では一般の日本人にテレビを通して科学教育を提供するにあたって欠かせない存在となっており、また大の冒険好きでもある同博士は水深6,500mの深海に潜るミッションにも参加している。

同博士は世界科学館サミット2017の司会を務め、また国連の持続可能な開発目標の達成に貢献する東京プロトコルの策定も行なった。

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