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都知事選、小池氏の表明時期焦点に=再選へ布石着々

13 Nov 2019 01:11:08 GMT9

任期満了に伴う東京都知事選の投開票日が来年7月5日と決まった。現職の小池百合子知事は再選への態度を明らかにしていないが、都は小池氏の下で2020年から20年程度先を見据えた長期戦略の策定を進めており、周辺は「立候補は当然」と受け止める。直近では東京五輪マラソン・競歩の札幌開催が決まる不測の事態もあったが、出馬への影響はないとみる向きが多い。

札幌移転案が判明した直後の10月中旬、小池氏はテレビ番組に連日出演し、東京開催の意義を主張。ある都幹部は「当初の世間の反応は『移転も仕方ない』だったが、次第に『国際オリンピック委員会(IOC)はひどい』に変わった」として、小池氏への同情が集まったと説明。札幌移転の経費を都が負担しない方向で合意したことも、失点を防いだとみている。

今後の焦点は小池氏の出馬表明時期。知事選日程が決まった13日午後、同氏は「毎日知事として励んでいる」と記者団をけむに巻いたが、先の幹部は「現職の強みは、公務で自身をアピールできること。ぎりぎりまで表明しないのでは」。

都は12月に長期戦略の柱となる主要事業を公表する予定で、小池氏が重点施策とする少子化対策も盛り込む。これが事実上の選挙公約になるとの見方もある。11月下旬には小池氏が政治資金パーティーを開く予定で、再選への布石を着々と打っている。

自民党都連は対抗馬を立てる方針だが「現職に挑むので、来年度予算に関する答弁など小池氏の動きをよく見る必要がある」(自民都議)と早期擁立に慎重。共産など他の野党会派は統一候補擁立も視野に動いているが「まだ適任者が見つからない」(野党都議)状況だ。

「時事通信」

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