Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • 日本
  • 茂木外相、暴力を非難しパレスチナとイスラエルに和平プロセスの再開求める

茂木外相、暴力を非難しパレスチナとイスラエルに和平プロセスの再開求める

Short Url:
11 May 2021 11:05:18 GMT9
11 May 2021 11:05:18 GMT9
アラブニュース・ジャパン
 
東京:茂木敏充外相は、多くの犠牲者を出したエルサレム周辺でのイスラエル治安当局とパレスチナ市民との間の暴力や衝突を非難し、双方に最大限の自制と交渉による和平プロセスの再開を求めた。
 
11日夕方の記者会見で、茂木氏はイスラエルとパレスチナの情勢に対する政府の深刻な憂慮を表明した。
 
「ガザ地区からエルサレム市街へのロケット弾発射とイスラエル軍による反撃、暴力行為に対し、日本政府は深刻な憂慮を抱いている。子どもや市民に対する暴力行為はいかなる理由があっても正当化されず、我が国はこれを強く非難する」
 
茂木氏は,イスラエルとパレスチナの情勢への日本の基本的な姿勢を確認し、双方の抱える問題は暴力によって解決されるものでは決してなく、当事者間の交渉と双方の信頼を築くことによってのみ解決される、と述べた。
 
また、今週茂木氏が出席した英国におけるG7外相会合でこの問題が議論され、国際社会と協力することで合意しており、「我々はこのような形で日本の立場を確認し続ける」と付け加えた。
 
中東和平プロセスの決定については、今後とも地域社会と協力し、平和と繁栄の回廊構想を含めたあらゆるイニシアティブに参加し、信頼醸成に取り組んでいくと述べた。
 
これより先、東京の外務省は、イスラエルによるシェイク・ジャッラーハ地区を含む東エルサレムのパレスチナ住民に対する強制立ち退き命令の可能性を批判し、状況を悪化させかねないと表明していた。
 
その声明で、イスラエル当局による東エルサレムにおける540棟の入植地住宅建設計画は、我が国が国際法違反として幾度となく撤回を求めてきたイスラエル政府による入植活動の継続にほかならず、まったく容認できないとした。
 
また、現在の状況はイスラエルとパレスチナが平和に共存する「二国家解決」を目指す国際社会の努力と矛盾しているとし、「日本政府は、こうした暴力行為を強く非難するとともに、一方的行為を最大限自制し、事態の更なるエスカレートを回避し、平穏を取り戻すことを求める」と述べた。
 
特に人気
オススメ

return to top