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大分のイスラム教徒が墓地開設を陳情
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20 Jun 2021 02:06:48 GMT9
20 Jun 2021 02:06:48 GMT9
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アラブニュース・ジャパン
東京：日本人と日本に帰化したイスラム教徒らが、教徒の墓地を建設するため、大分県日出町の許可を得られるよう政府に支援を求めているが、地元住民は10年以上にわたり反対している。
別府ムスリム協会のカーン・ムハマド・タヒル・アバス代表は、田村憲久厚労相への陳情書の中で「戒律で火葬が禁じられているイスラム教徒を埋葬できるように、各都道府県に多文化墓地の開設を要請します」と述べた。
キリスト教修道士や仏教僧侶を始めとするグループがカーン氏を支援し、参議院議員会館で記者会見を開いて状況を説明した。
地元住民は、イスラム教徒のコミュニティが購入した土葬のための墓地は、農業用水源に近く汚染の可能性があると話している。地下水は、飲用に汲み上げられている。しかし、カーン氏によると健康や汚染などの科学的証拠はないという。
日本ムスリム協会九州支部会長を兼任するカーン氏は「日出町長が私たちの要請を支持してくれることを期待する」と述べた。
日本人僧侶の自覚大道氏は記者会見で、「これまでキリスト教墓地に対する不満はなかった。なぜキリスト教徒は良いのにイスラム教徒はだめなのだろう」と語った。
日本ムスリム協会の徳増公明会長は「日本にはイスラム教徒が22万~23万人、5万~6万人の日本人イスラム教徒がいる。火葬は神の意思に反する」と指摘した。現在、日本にはイスラム教徒が使用できる墓地は7カ所ある。
日本人ではない在日イスラム教徒は、埋葬のために日本国外の故郷に送ってもらうよう要請している。報道によると、全国的にイスラム教徒の墓地が不足しており、日本で火葬される場合もあるという。
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