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10月の訪日客5.5%減=震災以来の下げ幅―韓国6割減、台風も影響

訪問者は日本の首都東京の桜に感心します。 (ファイル/ AFP)
訪問者は日本の首都東京の桜に感心します。 (ファイル/ AFP)
20 Nov 2019 09:11:24 GMT9

日本政府観光局が20日発表した10月の訪日外国人数(推計値)は前年同月比5.5%減の249万6600人と、2カ月ぶりに減少に転じた。下げ幅は東日本大震災の影響が残る2012年2月(19.6%減)以来の大きさ。対日関係の悪化が続く中、韓国人客は6割を超える大幅減を記録し、東日本を襲った台風19号による航空便の欠航も響いた結果、ラグビー・ワールドカップ(W杯)の集客で補い切れなかった。
 内訳を見ると、韓国は65.5%減(前月58.1%減)の19万7300人とマイナス幅が拡大。7月まで中国に次ぎ2位だったが、訪日旅行を控える動きは続いており、日韓航空路線の減便も大きく響いた。中国が2.1%増(同25.5%増)に減速したほか、台湾や香港も台風による航空便欠航の影響が見られた。
 田端浩観光庁長官は「一部旅行を延期する動きはあった」と影響を認めながらも、自然災害による訪日客減少は一時的にとどまるとの見方を示した。 
 10月に対戦が本格化したラグビーW杯では、9、10月の2カ月間で英国やオーストラリアをはじめ出場国からの訪日客数が前年同期比29.4%増。約17万人の押し上げ効果があった。
 この結果、1~10月累計の訪日客数は3.1%増の2691万4400人。前年に続き年間3000万人は突破する勢いだが、伸びは鈍化しており、政府が20年に掲げる4000万人実現に向けて逆風は強まっている

[時事通信社]

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