アラブニュース・ジャパン
東京:タリバンは「日本人が必要だ」と日本の協力を呼びかける一方、自衛隊にはアフガニスタンからの早期撤退を呼びかけた。
タリバンは現在、アフガニスタンの大部分を掌握している模様であるが、以前の政権よりも穏健な姿勢をアピールしているとの報道が出ている。西側諸国と対立するより対話を模索し、実務的な関係を望んでいる。これはタリバンが国民をどのように統治するかにかかっているが、国民の多くは20年前の厳格なイスラム教解釈が記憶に残っている。
現在、タリバンは日本を含む西側諸国と取引をしたいと言っている。
タリバンのザビフラ・ムジャヒド報道官はFNNとのインタビューで「日本人の退避は望まないが、自衛隊には撤退を望む」とし、「アフガニスタンにいる日本人を保護する」と約束した。
アフガニスタンは国民を養うための資金調達プロジェクトを切実に必要としているとの見方が出ているが、それは日本のような裕福な国の援助からしか得られない。
タリバンの報道官はFNNに対し、一般の日本人のアフガニスタンからの退避は望んでいないと述べた。また「日本と友好的で良い外交関係でいたい」と語った。
しかし、「日本の軍の駐留は望ましくない」として、日本政府が派遣した自衛隊はできるだけ早く退去するよう呼びかけた。これに先立ち、日本政府がすでに現地に派遣されている自衛隊のほかに追加派遣が決まった自衛隊の政府専用機1機は、愛知県から北海道の基地に戻ったことが分かった。