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外国人DV被害「保護徹底を」=スリランカ女性死亡で声明―支援団体

出入国在留管理庁が公表した調査報告書によると、ウィシュマさんは1月、「彼氏から暴力を受けていた」「手紙が来て脅されるのがとても不安」などと申告。しかし、同管理局職員はDV被害者の可能性がある外国人として扱わなかった。 (AFP)
出入国在留管理庁が公表した調査報告書によると、ウィシュマさんは1月、「彼氏から暴力を受けていた」「手紙が来て脅されるのがとても不安」などと申告。しかし、同管理局職員はDV被害者の可能性がある外国人として扱わなかった。 (AFP)
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12 Nov 2021 03:11:44 GMT9
12 Nov 2021 03:11:44 GMT9

名古屋出入国在留管理局の施設で3月、スリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん=当時(33)=が死亡した問題を受け、外国人や女性支援に当たる五つの団体が11日、ドメスティックバイオレンス(DV)を訴える外国人について、「適切な保護の徹底と対策の改善を求める」との声明を発表した。

出入国在留管理庁が公表した調査報告書によると、ウィシュマさんは1月、「彼氏から暴力を受けていた」「手紙が来て脅されるのがとても不安」などと申告。しかし、同管理局職員はDV被害者の可能性がある外国人として扱わなかった。

記者会見したNPO法人「移住者と連帯する全国ネットワーク」(東京都台東区)の山岸素子事務局長は「外国人DV被害者が救済されにくい背景に、在留資格が関わっていることを象徴的に示している」と指摘。警察や入管が対応を怠ったことは「大きな過失だ」と語った。 

声明は「入管のDV理解が極めて乏しい」と批判。「DV被害者は、国籍や在留資格の違いで差別されることなく適切に保護されるべきだ」とし、死亡事案の再検証や法改正などを訴えた。

時事通信

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