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カザフスタン駐日大使「ウラン鉱山を保護した」「宗教に基づく暴動ではない」

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25 Jan 2022 10:01:09 GMT9
25 Jan 2022 10:01:09 GMT9

アラブニュース・ジャパン

東京:駐日カザフスタン大使は同国での大規模な抗議活動について、日本との経済関係に影響を及ぼすものではなく、宗教的要素の影響を受けたものでもないとの見方を示した。 

サーブル・エシムベコフ駐日大使は東京で行われた記者会見で、「私たちはすべてのパートナーとの国際協定に従っている。カザフスタンの日本企業や、ウラン生産拠点を含む戦略的目標の付近には治安部隊が配置された」と述べた。

カザフスタンは独立から30年を迎えたが、今月初め、多くの死者を出す暴動が発生した。数万人が死亡、数千人が拘禁され、公共の建物が焼かれた。政府は「暴徒とテロリスト」を非難した。

日本との関係においても今週、日・カザフスタン国交樹立30周年を迎える。エシムベコフ氏は、日本政府・国民の両国関係強化に向けた努力に感謝の意を表した。

自国内の政情不安について、「カザフスタン国民は自らの意見と意志を表現する権利と自由を持っている。平和的なデモであれば、誰も、特に政府は、これに反対することはできない」と述べた。

エシムベコフ氏は、宗教的過激派との関連や、『アラブの春』のような動きであるとする報道はあたらないとした。

「カザフスタンで起きたことは、アラブの春のようなでは動きでないと思うが、大きな類似点がある。原因が社会問題であることだ。人々が幸せであれば、(抗議をしようと)街に行かない。しかし暴徒は勢いを増し、不満が残酷な行動に変わってしまった」

「私は『宗教的過激派』や『イスラム過激派』といった特定の言葉を使ってはいない。既存の宗教や団体を非難しているわけではない。過激派とは、私の言葉で言い表すとすれば、現在の政治秩序に非常に恐ろしい方法で反対し、武器を持ち、人々を殺害するような人々だ」

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