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日本、ロシアからの石炭輸入の段階的削減を計画

日本の萩生田光一経産相は、日本は時間をかけてロシアからの石炭輸入の停止を目指すと述べた。(AFP通信)
日本の萩生田光一経産相は、日本は時間をかけてロシアからの石炭輸入の停止を目指すと述べた。(AFP通信)
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08 Apr 2022 06:04:57 GMT9
08 Apr 2022 06:04:57 GMT9

世界第3位の石炭輸入国である日本は、ロシア政府に対する制裁をきっかけに、代替供給国を探しながら、ロシアの石炭の輸入を段階的に減らす計画だと、8日、経産相が発表した。

この動きはまた、日本のエネルギー調達政策が転換する可能性を浮き彫りにするものでもある。

萩生田光一経産相は記者団に対し、日本は時間をかけて、2021年の世界第2位の一般炭供給国であるロシアからの石炭輸入の停止を目指すと語った。大臣は、直ちに代替供給国を見つけることは難しいと述べた。

政府のデータによると、ロシアは2021年の日本の石炭輸入全体の11%を占めている。ロシアは2021年、日本の5番目に大きい原油・液化天然ガス(LNG)供給国となっている。

米国エネルギー情報局のデータによると、日本は消費する石炭のほぼ全てを輸入しており、インドと中国に次ぐ第3位の輸入国となっている。

「代替供給国を見つける必要がある。そうでなければ、国内の石炭の確保が困難となり、停電などにつながる可能性がある。そのような事態は避ける必要がある」と、萩生田大臣は述べた。

「国内産業に負担をかけずに、ロシア制裁に協力していく」

日本は、G7加盟国が、ウクライナでの民間人大量虐殺疑惑への対応として、ロシアへの追加制裁を約束する声明を発表したことを受け、米国やヨーロッパ各国と協調して対応する予定だ。

日本の岸田文雄総理は7日、日本はさらなる懲罰的な措置についてG7各国と調整を行った上で、早ければ8日にも、ウクライナ侵攻に関するロシアへのさらなる制裁措置を発表すると述べた。

ロシア政府が「特別作戦」と称する2月24日の同国のウクライナ侵攻を受けて、日本は、ロシアを国際決済ネットワークSWIFTから排除することから、中央銀行の資産凍結に至るまで、制裁を強化してきた。

また日本は、G7の経済大国と足並みを揃えながら、ロシアの政府関係者やオリガルヒ、銀行、その他の機関の資産も凍結し、ロシアへのハイテク製品の輸出も禁止した。

ロイター

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