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ウクライナ危機「アジアにも影響」=中国の海洋進出、懸念共有―日比2プラス2

2022年4月9日、東京・外務省飯倉公館にて開催される会議を前に、日本の林芳正外相(写真右)とフィリピンのテオドロ・ロクシン外相が写真撮影を行っている。(AFP通信)
2022年4月9日、東京・外務省飯倉公館にて開催される会議を前に、日本の林芳正外相(写真右)とフィリピンのテオドロ・ロクシン外相が写真撮影を行っている。(AFP通信)
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09 Apr 2022 06:04:53 GMT9
09 Apr 2022 06:04:53 GMT9

日・フィリピン両政府は9日、東京都内で外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)を初めて開き、安全保障面での連携強化を確認した。終了後に発表した共同声明は、ロシアのウクライナ侵攻に関し、「国際秩序の根幹を危うくし、欧州にとどまらずアジアにも影響を及ぼす」と明記。国連安全保障理事会改革の必要性にも言及した。

協議の冒頭、林芳正外相は「中国による力を背景とした一方的な現状変更の試みは、東・南シナ海でも継続している」と強調。フィリピンのロクシン外相は「日比関係は地域内の安定の礎だ」と応じた。共同声明でも、東・南シナ海の状況について「深刻な懸念」を表明した。 

また、自衛隊とフィリピン軍の相互訪問の法的基盤となる「円滑化協定(RAA)」や、食料・燃料・弾薬を融通し合う「物品役務相互提供協定(ACSA)」の締結を含め、共同訓練を促進するための対応を検討することで一致した。

協議には、日本側から岸信夫防衛相、フィリピン側からロレンザーナ国防相も出席。フィリピンとの2プラス2は米国やオーストラリアなどに続く9カ国目で、東南アジア諸国連合(ASEAN)では、インドネシアに次ぐ2カ国目となる。

この後、日比外相会談も行った。

時事通信

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