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北朝鮮がミサイル連続発射、日本は挑発行為を非難

北朝鮮による日曜日のミサイル発射を報じるニュース番組を映すテレビ画面、ソウルの駅にて。2022年6月5日、韓国のソウル。(File photo/AP)
北朝鮮による日曜日のミサイル発射を報じるニュース番組を映すテレビ画面、ソウルの駅にて。2022年6月5日、韓国のソウル。(File photo/AP)
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05 Jun 2022 03:06:13 GMT9
05 Jun 2022 03:06:13 GMT9

北朝鮮は日曜日、短距離弾道ミサイル8発を東岸沖に向けて発射した。1回の発射としては過去最大とみられ、また米韓が合同軍事演習を終えた翌日のことだった。

米韓の合同軍事演習では、4年以上ぶりに米国の空母が投入された。

韓国軍合同参謀本部の発表では、北朝鮮の首都平壌の順安地区から少なくとも8発のミサイルが発射された。

日本の岸信夫防衛相も、北朝鮮が複数のミサイルを発射したと発表し、「許容できない」行為だと非難した。同大臣は会見において、少なくとも1発は変則軌道のミサイルが含まれると述べたが、それはミサイル防衛を回避するよう誘導可能であることを示している。

米インド太平洋軍は声明を出し、北朝鮮による複数の弾道ミサイル発射は違法な兵器開発計画で地域を不安定化させるものだが、直接的な脅威を与えるものではないとした。

米ジェームズ・マーティン不拡散研究センター(CNS)のマイケル・ドゥイツマン氏は、北朝鮮による1回の発射としては過去最大とみられると述べた。また、多数のミサイルが発射されたことから、新技術のテストではなく、軍事演習か軍事力の誇示の可能性が示唆されるという。

今回の発射は、米国のソン・キム北朝鮮担当特別代表がソウル訪問を土曜日に終えた直後でもあった。

キム特別代表は金曜日、北朝鮮が2017年以来の核実験実施を準備している兆候がみられる中で「あらゆる有事」に備えるために、韓国の金健(キム・ゴン)朝鮮半島平和交渉本部長および日本の船越健裕アジア大洋州局長と会談した。

キム特別代表は訪問中、米国政府が外交に前向きな意向を北朝鮮に直接明確に伝えていることを明らかにし、制裁緩和など北朝鮮が関心を持つ項目について話し合う用意があると述べた。

先週、米国は北朝鮮の弾道ミサイル発射に対し国連による制裁強化を求めたが、中国とロシアがこの提案に拒否権を行使したことで、北朝鮮が初の核実験を行った2006年に制裁を開始して以来、初めて国連安全保障理事会が公然と分裂する事態となった。

北朝鮮はここ数週間、最大の大陸間弾道ミサイル(ICBM)を含む様々なミサイルを発射している。

北朝鮮による前回の発射は5月25日で、3発のミサイルが発射された。ジョー・バイデン米大統領が、核武装した北朝鮮を阻止するための新たな措置に合意してアジア訪問を終えた直後だった。

韓国当局の当時の発表によると、1発目のミサイルは北朝鮮最大の「火星17」とみられ、2発目の不明のミサイルは飛行中に失敗した。3発目は短距離弾道ミサイル(SRBM)だった。

韓国軍合同参謀本部によると、米韓は土曜日までの3日間、沖縄沖の公海上で、防空・対艦・対潜・海上阻止作戦を含む合同軍事演習を実施した。

この演習には、10万トン級の原子力空母「ロナルド・レーガン」などの大型戦艦が動員された。

5月10日に就任した韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、北朝鮮を阻止するために二国間の軍事演習を増やすことでバイデン大統領と合意していた。

北朝鮮はこれまでの合同演習について、米国が北朝鮮に対して外交を示唆する一方で「敵対的な政策」を取り続けている例だと非難している。

ロイター

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