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「夏の風物詩」再開へ動き=盆踊りや花火、感染対策に工夫

「よさこい祭り」で知られる高知県では、感染対策のため例年よりも会場や人数を縮小し、「2022よさこい鳴子踊り特別演舞」と題して8月に実施する。(AFP/file)
「よさこい祭り」で知られる高知県では、感染対策のため例年よりも会場や人数を縮小し、「2022よさこい鳴子踊り特別演舞」と題して8月に実施する。(AFP/file)
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02 Jul 2022 12:07:30 GMT9
02 Jul 2022 12:07:30 GMT9

新型コロナウイルス禍の下、国内各地で夏の盆踊りや花火を再開しようという動きが広がっている。コロナ禍のため2年連続で中止となった行事も多く、主催団体は感染対策を工夫しながら、待ち望んだ「夏の風物詩」再開への準備に余念がない。

国の重要無形民俗文化財に指定されている岐阜県の「郡上おどり」は7月9日から9月3日まで、3年ぶりとなる開催を決めた。「日本一長い盆踊り」として知られるが、感染対策のため日数を31夜から17夜に減らす。来場者把握のため初めて会場に受付を設け、混雑状況に応じて参加者を入れ替える。

行事の伝承に取り組む「郡上おどり保存会」は、今年で発足から100年。藤田政光会長(89)は「当日に向けておはやしや踊りを一生懸命練習している。祭りを待ち望んでいた人々の期待に応えたい」と意気込む。

「よさこい祭り」で知られる高知県では、感染対策のため例年よりも会場や人数を縮小し、「2022よさこい鳴子踊り特別演舞」と題して8月に実施する。日程を通常の4日間から2日間に短縮し、参加チームも半分の100チームに。会場ごとに複数の検温所を設ける。

新潟県の「長岡まつり大花火大会」=2019年8月、同県長岡市

新潟県の「長岡まつり大花火大会」=2019年8月、同県長岡市

新潟県では8月2、3日、日本三大花火大会の一つ「長岡まつり大花火大会」が3年ぶりに開催される。来場者を把握するためこれまで開放していた無料席をなくし、有料席の収容人数を従来の約11万人から約16万人に増やす。主催する長岡花火財団の担当者は「多くの人が待ち焦がれていたので、楽しんでもらいたい」と話す。

一方、群馬県の「桐生八木節まつり」では、目玉の「八木節おどり」を今年も中止する。大勢が密集して踊るためで、若者が中心の「ダンス八木節」など一部の行事は、感染対策を徹底した上で再開する。実行委員会の事務局がある同県桐生市の担当者は「祭りの灯は消したくない。来年こそは本来の形で盛大に開催されれば」と期待した。

時事通信

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