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岸田首相、脱炭素へ担当相新設を表明=経団連、原発再稼働・新増設を提言

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23 Jul 2022 12:07:34 GMT9
23 Jul 2022 12:07:34 GMT9

岸田文雄首相は22日、長野県軽井沢町で開かれていた経団連の夏季フォーラムで講演し、脱炭素化を加速するため担当相の新設を表明した。経団連は、休止中の原子力発電所の着実な再稼働や新型炉を含めた新増設、脱炭素社会実現への取り組み推進、防衛力の抜本的強化を求める提言をまとめ、十倉雅和会長が首相に手渡した。

岸田氏は講演で「新たにグリーントランスフォーメーション(GX)実行推進担当大臣を任命する」との考えを明らかにした。経済界に対しては「官民連携に向け、一歩も二歩も踏み出していただきたい」と呼び掛けた。経団連によると、現職首相が夏季フォーラムに出席するのは2014年の故安倍晋三氏以来、8年ぶり。 

経団連は提言で、50年の脱炭素社会実現へ実効性のある工程表策定や、強力な司令塔の下での官民を挙げたGX推進のほか、新しい資本主義の実行計画で掲げたスタートアップ企業を5年間で10倍増とする施策の着実な実行を政府に求めた。

ロシアのウクライナ侵攻が続いている現状を受け、同志国との関係強化、エネルギー安全保障を念頭に置いた独自外交も要請した。記者会見した十倉氏は「われわれが長年にわたって信奉してきた価値や信念、行動様式は大きな挑戦を受けている」と語った。

時事通信

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