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岸田首相「新体制早く」=岸氏交代検討、岡田氏入閣有力―旧統一教会との関係点検・内閣改造

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06 Aug 2022 09:08:27 GMT9
06 Aug 2022 09:08:27 GMT9

岸田文雄首相は6日、広島市で記者会見し、内閣改造について「来週にも行いたい。新しい体制を早くスタートさせたい」と表明した。首相は公明党に10日実施を伝達。自民党役員人事も同日に行う方針だ。改造では、岸信夫防衛相の交代を検討。同党の岡田直樹参院国対委員長の初入閣が有力となっている。

首相は6日夜、首相公邸で自民党の麻生太郎副総裁と1時間余り会談。人事について意見交換したもようだ。

首相は会見で、新型コロナウイルスや物価高、ウクライナ・台湾情勢、安倍晋三元首相の国葬などへの対応を列挙した上で、「こうしたさまざまな課題を考えると、とにかく新しい体制を早くスタートさせたいと常々思っていた」と述べた。

閣僚を含む自民党議員と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係が相次いで発覚していることに関しては「私個人は当該団体と関係はない」と明言。その上で「新たに指名する閣僚だけでなく、現閣僚、副大臣を含め関係を点検してもらい、結果を明らかにした上で適正に見直すことを指示したい」と語った。

内閣・党人事では、政権安定へ「非主流派」の菅義偉前首相を副総理に起用する案も浮上しているが、菅氏自身は慎重とされる。コロナ対応に当たる後藤茂之厚生労働相と山際大志郎経済再生担当相の処遇も焦点だ。 

党内には、公明党からの起用が続く国土交通相を取り戻し、同党を別のポストで遇するよう求める声がある。

自民党役員では麻生氏と茂木敏充幹事長を留任させ、閣僚では松野博一官房長官や林芳正外相、鈴木俊一財務相を続投させる方向。萩生田光一経済産業相は留任を含め要職で起用する方針だ。

公明党の山口那津男代表は広島市での会見で、5日に首相から連絡があったと明かし、「党の考え方を近々伝えたい」と語った。

時事通信

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