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河野防衛相、自衛隊の中東派遣を説明=イラン国防相と電話会談

記者会見する河野太郎
記者会見する河野太郎
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10 Jan 2020 10:01:09 GMT9
10 Jan 2020 10:01:09 GMT9

河野太郎防衛相は10日、防衛省内で幹部会議を開き、海上自衛隊の護衛艦1隻とP3C哨戒機2機の中東への派遣命令を出した。米国によるイラン革命防衛隊司令官の殺害後、中東情勢は緊迫の度を増しているが、政府は「派遣の必要性は高まった」(防衛省幹部)と判断。部隊は予定通り、防衛省設置法の「調査・研究」に基づき、シーレーンを航行する日本船舶の安全確保のための警戒監視に当たる。

河野氏はこの後、記者会見し「エネルギー資源を積んだ船舶の航行の安全は日本経済あるいは国民の暮らしの生命線と言ってもいい」と述べ、派遣の意義を強調した。現地情勢について「中東の緊張が高まっている状況にはある」と認め、「いかなる状況になっても隊員が安全に帰国ができるよう準備しておかなければならない」と語った。 
 哨戒機部隊は11日に日本を出発し、20日から活動を開始。ソマリア沖アデン湾で遂行している海賊対処活動を兼務する。護衛艦は「たかなみ」が2月2日に出航し、同月下旬から活動を始める。
 活動海域はオマーン湾、アラビア海北部、アデン湾のそれぞれ公海。イラン領海を含むホルムズ海峡では活動しない。派遣期間は1年とし、必要に応じて延長する。不測の事態には、自衛隊法が定める海上警備行動を発令し、日本船舶を守る。
 中東派遣は昨年12月27日に閣議決定され、補給地や装備の確保、隊員の訓練などの準備が進められてきた。安倍晋三首相が11日からサウジアラビアなど3カ国を訪問し、各国首脳に自衛隊派遣の目的を説明する方針だ。

Jiji Press

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