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サウジアラビア国民の日本に対する見方

茂木敏充外務大臣(AFP)
茂木敏充外務大臣(AFP)
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12 Jan 2020 05:01:23 GMT9
12 Jan 2020 05:01:23 GMT9

アラブ世界とこの地域の最も重要な経済および外交パートナーの1つである日本との間には、友好的なビジネス、貿易、および文化的関係が長く存在している。

日本のエネルギー輸入の大部分はGCC諸国から来ており、また多くのアラブ諸国は日本から工業製品や電子機器を輸入している。

この地域の平和と安定を優先するという日本のコミットメントは、アラブ世界が日本の重要な財政投融資先となっていることを意味する。

こうした背景をよそに、日本の安倍晋三首相は、自衛隊(SDF)をこの地域に派遣する政府の計画を説明する歴訪の一環としてサウジアラビアを訪問している。

サウジアラビアでは、2019年6月に大阪で開催され大成功を収めたイベントに続き、11月にリヤドで開催されるG20首脳会議の準備も進行中である。

政治や政府レベルではサウジアラビアと日本の関係が拡大しているかもしれないが、サウジアラビアの国民は、何千マイルも離れ、表面上は中東とは文化的にも地理的にもあまりにも異質な文化にどれだけ精通しているだろうか?

アラブニュースは最近、市場調査会社であるYouGovに委託してサウジアラビアを含む18か国で世論調査を実施し、日本、その国際関係、国内政治に関するアラブの人々の見方を明らかにした。

この調査により、日本と日本人をかなり理解しているだけでなく、高く評価していることも明らかになった。

サウジアラビアの回答者の日本人に対する第一印象は、日本人は組織的である(51%)、勤勉である(50%)、技術的である(42%)であるというものであった。日本文化を説明する他の言葉としては、時間を守る、礼儀正しい、創造的であるなどがあった。

調査に回答したサウジアラビア国民の半数以上(51%)は、日本をイスラエルとパレスチナ間の将来の和平交渉の最も中立的な仲介者と見なしていると述べている。

驚いたことにサウジアラビア国民の64%が、日本はG20のメンバーであると正しく認識し、また59%がG7のメンバーであると述べている。

調査では、サウジアラビア国民の56パーセントが日本は世界のトップ5の経済大国の1つであると認識しており、31パーセントが日本は世界のトップ10に入っていることを知っていることが示された。

調査では、サウジアラビア国民の回答者の10%が日本を訪問したことがあると回答し、77%は将来日本に旅行するつもりだと答えている。富士山は、ほとんどのサウジアラビア国民が訪れるべき場所のトップに挙げられている。

回答したサウジアラビア国民の61パーセントは、新幹線を人気のある選択肢の1つに掲げており、寿司(46パーセント)、日本の漫画とコスプレ文化(45パーセント)、そして茶道などの伝統芸術(44パーセント)がこれに続いている。

また調査では、サウジアラビア国民が、この技術先進国の製品に広く精通していることが示され、多くの人がSony(ソニー)、Sega(セガ)、Muji(無印良品)を日本のブランドとして正しく認識している。

アラブニュースでの私たちの目標は、双方の豊かな文化の相互理解を深め、日本の友人が信頼できる情報と洞察力のある分析の拠り所として信頼できるコミュニケーションチャンネルになることである。

私たちはアラブニュース・ジャパンを通じ、中東と日本両方からのオリジナルのレポートと、最も重要なニュースや見解の一部を日本語に翻訳したものを取り混ぜたコンテンツミックスを提供している。

汎アラブ世論調査は、その旅の最初のステップとなるものである。

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