Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • 日本
  • 麻薬密輸で起訴のイスラエル人、横浜拘置支所で死亡

麻薬密輸で起訴のイスラエル人、横浜拘置支所で死亡

(ANJ)
(ANJ)
Short Url:
12 Oct 2022 01:10:09 GMT9
12 Oct 2022 01:10:09 GMT9

アラブニュース・ジャパン

東京:麻薬密輸の容疑で起訴されたイスラエル人が、東京近郊の横浜拘置支所で死亡したことを受けて、被告の弁護人は火曜日に記者会見を行い、「自殺した可能性が高い」と述べた。

弁護人の高野隆弁護士は、イスラエル人のアムノン・ハノフ・テネンボイム被告(60)は、ゴムひもを首から頭にくくった状態で、所内独房のベッドに横たわっているところを発見されており、自殺した可能性があると述べた。

高野弁護士によると、テネンボイム被告は2020年9月に大量の覚醒剤を日本に持ち込み、神奈川県警に逮捕されたが、その1ヶ月前にイスラエルで心臓病の手術を行っていたため、治療の必要性を訴えていたと共同通信は伝えた。にもかかわらず、横浜拘置支所と横浜地裁はこれを「拒否」したと語った。

テネンボイム被告は逮捕直後から体調不良を訴えていたことが分かったが、「このような非人間的な扱い」に抗議した弁護士によると、2021年3月時点で医療支援の要請は拒否された。

高野弁護士は、「テネンボイム被告は弁護士以外との面会を許されず、精神的孤立や危機の一因となった」と主張している。「私はテネンボイム被告の拘禁を停止するよう求めたが、医者は彼の病状が悪化していることには同意したものの、その要請は聞き入れられなかった。これは非人道的だ」

地裁はこれについては触れなかったが、拘置支所は、「定期的な健康診断を実施し、高血圧、不眠症、狭心症の薬を処方していた」とし、「今回の事件は大変遺憾だ」と述べ、今後、このような事態が発生しないように努力することを強調した。

テネンボイム被告は2020年9月21日、横浜港に停泊していた貨物船に積まれていた覚せい剤約150億円(約1億米ドル)、237キロが税関で発見され、逮捕された。

テネンボイム被告はこの件でコメントを拒否し、もう一人の容疑者であるイスラエル人オファー・メナチェム・ライボヴィッチ被告は容疑を否定した。

特に人気
オススメ

return to top