岸田文雄首相は1日、ドイツのシュタインマイヤー大統領と首相官邸で会談した。
ウクライナ侵攻を続けるロシアに対する制裁と、ウクライナへの支援を継続する方針で一致。
食料不足やエネルギー価格高騰などに連携して対応することも確認した。
会談後の共同記者会見で、首相はロシアが核兵器の使用を示唆していることに触れ、「広島と長崎への原爆投下から77年間、核兵器が使用されていない歴史をないがしろにすることはあってはならない」と指摘。
「国際社会としてその行為を決して許すことはない」と強調した。シュタインマイヤー氏も「共通目標は核兵器のない世界だ」と同調した。
日独両国は3日にドイツで外務・防衛担当閣僚会議(2プラス2)を開く。シュタインマイヤー氏は「ルールに基づいた国際秩序を守っていきたい」と歓迎した。
時事通信