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日米韓首脳会談へ調整=北朝鮮を抑止、尹大統領と個別も

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04 Nov 2022 10:11:11 GMT9
04 Nov 2022 10:11:11 GMT9

岸田文雄首相が、今月中旬の東南アジア歴訪で、米国、韓国との3カ国首脳会談を調整していることが4日、分かった。北朝鮮が弾道ミサイルを相次ぎ発射し緊張が高まる中、日米韓3カ国の結束をアピールして抑止力を強化するのが狙い。首相は歴訪中、米国のバイデン大統領、韓国の尹錫悦大統領と個別会談を検討し、中国の習近平国家主席との首脳会談も模索している。

首相は10~13日に開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議でカンボジア、15~16日の20カ国・地域首脳会議(G20サミット)でインドネシア、18~19日のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議でタイを訪問する予定だ。

バイデン、尹両大統領はAPECを欠席する見通しのため、日米韓首脳会談はカンボジアかインドネシアで調整する。開催されれば今年6月のスペイン・マドリード以来。北朝鮮が近く核実験に踏み切るとの観測もあり、結束を確認したい考えだ。

日韓首脳の対面形式による正式な会談が実現すれば、5月の尹政権発足後初めて。懸案の元徴用工問題は解決の道筋が依然見えず、9月の訪米時には「懇談」にとどまった。

だが、韓国側は関係改善に前向きで、北朝鮮の相次ぐ挑発行為を受け日本を取り巻く安全保障環境は厳しさを増している。自民党の麻生太郎副総裁が2日にソウルで尹氏と面会したのは、首脳会談への地ならしとの見方が出ている。

日米首脳会談では、北朝鮮の核・ミサイル問題やロシアによるウクライナ侵攻、中国の東・南シナ海進出、台湾情勢などが議題となる見通しだ。

首相と習氏の対話は、昨年10月の電話会談だけ。今年は日中国交正常化50年の節目で、習氏は先の中国共産党大会で3期目の指導部を発足させた。日本外務省幹部は「ここを逃すとなかなか(会談の)タイミングがない」と語った。

時事通信

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