Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • 日本
  • 成長通じ信頼回復=赤坂祐二日本航空社長―日航破綻10年

成長通じ信頼回復=赤坂祐二日本航空社長―日航破綻10年

―破綻から10年を迎えた。
―破綻から10年を迎えた。
Short Url:
19 Jan 2020 03:01:10 GMT9
19 Jan 2020 03:01:10 GMT9

―破綻から10年を迎えた。

当時は株主、関係省庁、金融機関と多くの方々に迷惑をかけた。(業績などの)数字は整ってきたが、10年前の痛みを残している方もたくさんいる。信頼を100%回復できたとは思っていない。事業を通じて社会に貢献し、持続的に発展していくことで、信頼を取り戻していく。

―再建で変わった点は。

破綻前は経営陣も従業員も採算に対する意識が薄く、責任感が欠如していた。これは会長に迎えた京セラ創業者の稲盛和夫氏の指導もあって大きく変えられた。今は破綻後に入社した社員が約半数を占める。10年前の反省をどう将来に生かしていくかは今後の大きなテーマになる。

―現在の日航に足りないものは。

再建は一度マイナスまで落ちたものをゼロ地点に戻すようなもの。今は成長のために新たなものに挑戦する段階に入った。だが、そのためのエネルギーや創造力、引っ張るリーダーが足りない。

―どう成長を実現するか。

今年は東京五輪・パラリンピックが開催される日本にとっても節目の年だ。国際線を主体に事業を拡大し、子会社の中長距離の格安航空会社(LCC)も今年運航を始める。インバウンド(訪日外国人旅行者)需要の拡大で、地方への誘客のために国内線でも路線や便数を増やす余地がある。新規事業にも挑戦する。

JIJI Press

特に人気
オススメ

return to top