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安倍首相、オリンピックに重点を置いた施政方針演説 – オリンピックを機に日本は新時代に入ると発言

演説の中で、オリンピックとパラリンピックという言葉を12回以上口にした安倍首相は、今年のオリンピックも、我が国にとって前回の時と同じように、長期にわたる景気低迷からの復活を誇示するものになるだろう述べた。 (AFP)
演説の中で、オリンピックとパラリンピックという言葉を12回以上口にした安倍首相は、今年のオリンピックも、我が国にとって前回の時と同じように、長期にわたる景気低迷からの復活を誇示するものになるだろう述べた。 (AFP)
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20 Jan 2020 12:01:35 GMT9
20 Jan 2020 12:01:35 GMT9

東京: 東京オリンピックの開催を6ヶ月後に控え、すでに日本はオリンピック一色である。月曜日の通常国会での安倍晋三首相の施政方針演説も、また然りであった。

通常は、落ち着いた雰囲気で政策について説明するのだが、今回の安倍首相の演説は、第二次世界大戦敗北後、世界の舞台への日本の復帰を誇示することとなった、1964年の東京夏季オリンピックについての熱弁から始まった。

「史上初めて、オリンピックが生中継されました。全世界が見守る中、オリンピックの聖火を手にした最終走者が国立競技場に入りました。」と、安倍首相は語った。

「それは、原爆が投下された日に生まれた広島出身の19歳の若者でした。彼のダイナミックな走りは、我が国が爆撃による壊滅的な状態から完全に復興し、自信と誇りに満ちて、日本が高度成長時代へと漕ぎ出したことを世界に宣言するものでした」。

演説の中で、オリンピックとパラリンピックという言葉を12回以上口にした安倍首相は、今年のオリンピックも、我が国にとって前回の時と同じように、長期にわたる景気低迷からの復活を誇示するものになるだろう述べた。

「オリンピックを機に、日本のすべての人々が共に新しい時代に向かって前進してゆくのです。」と、安倍首相はのべた。

しかし、新国立競技場の完成が遅れるなど、開催準備は諸問題に見舞われている。昨年は、トライアスロンの水泳会場で高レベルの大腸菌が検出され、アスリートの健康への懸念からパラトライアスロンの水泳部門が中止を余儀なくされている

主催者側は費用を予算内に収めることを約束しているものの、これには、オリンピック招致の入札時にはあまり問題視されなかった東京の猛暑対策として、マラソンや徒競走の競技会場を北の街札幌に移転するための推定30億円(2,700万ドル)の費用は含まれていない。

また、3月11日の東日本大震災、津波、福島の原発事故後の国家再建のための「復興オリンピック」として、2013年に東京がオリンピックの開催を勝ち取った際に軽視されたのは、当時の安倍首相が「問題ない」と、述べていた津波で損傷した原子力発電所の状態であった。

安倍首相は月曜日の演説の中で、被災地のインフラの復興をアピールし、聖火リレーが福島のJビレッジから出発することを指摘した。

「かつては被災地である福島への対応の拠点であったこの場所は、今やわが国のサッカーのメッカとなり、子どもたちの笑顔にあふれています。」と安倍首相は述べた。

福島で蓄積されている原発の汚染水は、数十年におよぶ復興への努力の妨げとなっており、近隣諸国を警戒させている。

少なくとも韓国からの選手団は、今年の夏のオリンピックに放射能検出器と自分たちの食料を持ち込むことを計画している。

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