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中国偵察気球、日本も標的=米、同盟国と情報共有―報道

日本は、スパイ気球を使用して情報を収集しようとする中国の取り組みの標的にされた国の 1 つ。 (AFP)
日本は、スパイ気球を使用して情報を収集しようとする中国の取り組みの標的にされた国の 1 つ。 (AFP)
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08 Feb 2023 06:02:03 GMT9
08 Feb 2023 06:02:03 GMT9

ワシントン時事: 米紙ワシントン・ポスト(電子版)は7日、中国が日本などを標的として偵察気球による情報収集を行ってきたと報じた。

米政府が日本を含む同盟・友好国と、中国の偵察活動に関する情報を共有したという。

米本土上空を飛行した偵察気球の撃墜を巡り米中の対立が激化する中、日本にも問題が飛び火。

中国の偵察活動に対する懸念が広がりそうだ。

報道によると、シャーマン米国務副長官は6日、約40カ国の大使館関係者約150人を集め、偵察気球に関する説明会を開いた。

これとは別に、軍事施設が標的となった日本などの政府関係者には具体的な情報を伝えた。

さらに複数の米政府関係者の話として、偵察気球は数年間にわたって一部が中国・海南省から運用され、日本や台湾、インド、ベトナム、フィリピンなどの軍事情報を収集してきたと報じた。

米当局者は、中国軍の大規模な偵察活動の一環で、「気球という古い技術を近代的な通信・観測機能と結び付け、他国の軍事情報を得ようとしている」と指摘した。

偵察気球にはデジタルカメラや電子光学センサーが搭載され、精緻な画像を撮影できるほか、無線や衛星通信の機能も備えている。

米国では過去に少なくとも4回、ハワイ、フロリダ、テキサス各州と米領グアムで気球が確認された。

同紙は、2020年に日本上空で目撃された白い浮遊体についても、日本政府関係者が「今にして思えば、あれは中国の偵察気球だったとの認識が広がっている」と述べたと伝えている。

時事通信

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