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東京マラソン、異例の一般参加なし=名古屋ウィメンズに波及も-新型肺炎拡大

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17 Feb 2020 01:02:33 GMT9
17 Feb 2020 01:02:33 GMT9

新型肺炎の拡大傾向を受け、国内最大規模の参加者数を誇る東京マラソンが、一般参加を取りやめる状況に追い込まれた。開催まで2週間を切る中で異例の事態。他の国内スポーツ大会にも影響が波及するのは避けられそうになく、開催規模縮小や中止などの検討を迫られそうだ。

 今年の東京マラソンには約3万8000人がエントリーしていたが、感染の広がりは日を追うごとに深刻さを増し、苦渋の決断に至った。3月8日には約2万4000人が参加する名古屋ウィメンズマラソンが開催される予定。大会事務局によると、「対応を検討している段階」だが、東京と同様の措置に踏み切る可能性がある。

 東京や名古屋ウィメンズなどは、東京五輪男女マラソン代表の残り各1枠を争う選考レース。東京で実施予定のエリート部門には、日本記録を持つ大迫傑(ナイキ)や前日本記録保持者の設楽悠太(ホンダ)ら招待選手を含む170人余りが参加する。関係者によると、大会自体を中止すべきではないかとの声もあり、今後の感染状況が悪化すれば、開催そのものが危ぶまれる懸念もある。

 中止となれば、日本陸連は五輪代表選考方法の再考を迫られる。河野匡長距離・マラソンディレクターは「全く考えていないわけではないが、起こった状況でしか動けない。中止にならないように祈るしかない」と話す。マラソンに限らず、大勢の人が集まる大会やイベントでは感染がまん延するリスクをはらむ。事態が収まる気配はなく、スポーツ界への影響はさらに広がる見込みだ。

時事通信社

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