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国内感染1000人超=山口、宮崎で新たに判明―大阪ライブ参加者相次ぐ・新型肺炎

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04 Mar 2020 08:03:41 GMT9
04 Mar 2020 08:03:41 GMT9

新型コロナウイルスの感染者は4日も国内各地で相次いで判明した。国内での感染確認は、クルーズ船の乗客乗員らを合わせ、1000人を超えた。この日は山口県と宮崎県で初めて感染者を確認。中国地方では初となった。大阪市のライブハウスを訪れた感染者の報告も相次いだ。

 山口県では下関市の40代男性会社員の感染を確認。2月23日に発熱し、3月3日に陽性と分かった。家族に症状は出ていない。男性は2月12~21日の間、福岡、熊本、大分各県へ出張し、同僚と共に社用車で移動していたという。

 大阪府では新たに9人の感染を確認。うち3人は大阪市都島区のライブハウスのコンサートに参加していた。30代男性は同市北区のライブハウスにも滞在。堺税務署職員の60代女性も北区のライブハウスを訪れていた。

 京都市では50代女性の感染が判明。女性は2月15、16日、既に判明した別の市内の50代女性と共に、複数の感染者が出ている大阪市のライブハウスのコンサートに参加した。これとは別に京都市の50代男性の感染も確認された。

 東京都では4人の感染が新たに判明。このうち世田谷区にある保育園の30代女性職員と、40代の女性会社員も、大阪市のライブハウスのコンサートに参加した。

 熊本県で感染が判明した40代女性も、大阪市のライブハウスのコンサートに参加していた。

 このほか、愛知県で8人、北海道で3人、松山市で30代女性、宮崎市で70代男性の感染が新たに判明。千葉県では市川市のスポーツクラブを利用した5人目の感染者が確認され、高知県で10歳未満の小学生男児を含む4人も陽性となった。

 また厚生労働省によると、三重県に住む40代の日本人男性が4日に中部空港に帰国した際、息苦しさなどを訴えたため空港の検疫所で検査した結果、新型ウイルス感染が確認された。男性は2月16日に仕事のため日本を出発し、カンボジアやフィリピンに滞在するなどし、4日に帰国した。空港での検疫で感染が確認されたのは国内初。

 新型ウイルスをめぐり、国内では1月に初めて神奈川県で30代男性の感染が確認されて以降、全国各地で感染者が続出し、4日までに310人を超えた。このほか、政府のチャーター便で中国から帰還した計828人のうち15人、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客乗員のうち706人の感染が判明している。 

時事通信社

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