Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • 中東
  • イラン人囚人、コロナウイルス区画への移送に脅える

イラン人囚人、コロナウイルス区画への移送に脅える

イランの悪名高いエヴィーン刑務所に収監されている囚人たちが、移動先区画で英国とイランの二重国籍者を含め最大3人がコロナウイルスに感染したと信じ、区画移動計画に反対している。(ファイル/AFP通信)
イランの悪名高いエヴィーン刑務所に収監されている囚人たちが、移動先区画で英国とイランの二重国籍者を含め最大3人がコロナウイルスに感染したと信じ、区画移動計画に反対している。(ファイル/AFP通信)
Short Url:
28 Feb 2020 02:02:19 GMT9
28 Feb 2020 02:02:19 GMT9

アラブニュース(ロンドン)

イランの悪名高いエヴィーン刑務所に収監されている囚人たちが、移動先区画で英国とイランの二重国籍者を含め最大3人がコロナウイルスに感染したと信じ、区画移動計画に反対している。

英国とイランの二重国籍を持つ65歳の囚人アニューシャ・アシューリ氏の妻、シェリー・アシューリ氏は、英国外務省(FCO)に夫を含む受刑者を第4区画に移動する計画について伝えた。

アヌーシェは妻に、第12区画の囚人は移動を拒否しているが、強制的に移動させられると思うと語った。

エヴィーン刑務所は、イランが多くの政治犯を収監している場所だ。リチャード・ラトクリフ氏は、5年前から同刑務所に妻のナザニン・ザガリ-ラトクリフ氏が収監されており、「報告が真実ではないことを望んでいる」と述べた。

また同氏は「この事態は、ナザニンと他のすべての囚人が不安定な立場にあること、しかも、医薬品の不足、管理の不足、ほぼすべての透明性の欠如によって国全体が陥った恐ろしい状況を浮き彫りにしている」とも述べた。

同氏によるとFCOは「金曜、イラン当局に対しどのようなメッセージの伝言を希望するか尋ねてくれた。普通の生活に対する自己満足は終わらせる必要があるというメッセージにしようと思っていた」。

「今こそ連携して人々の安全を守るべき(時)のように思う。こうした潜在的な人道支援物資に関する話の切迫感が急に高まった」

FCOがシェリーに伝えたところによると、FCOはエヴィーン刑務所内にコロナウイルス発症例があるとの主張を調査中であり、駐イラン英国大使ロバート・マケアー氏がこれらの報告を認識している。

FCOはさらに、囚人たちの主張に対する第三者の裏付けはないと付け加えた。アラブニュースはFCOにコメントを求めたが、何の声明も得ていない。

特に人気
オススメ

return to top