リヤド:国連安全保障理事会がガザでの停戦を要求することを望む国際的な声に対して米国が拒否権を行使しこれを阻止したことに、アラブ・イスラム諸国の外相らが異議を唱えたと国営サウジ通信(SPA)が報じた。
アンソニー・ブリンケン米国務長官との会談で、アラブ・イスラム諸国の閣僚委員会は、米国がその責任を担い、イスラエルを即時停戦に向かわせるために必要な措置を講じるように繰り返し求めた。
また、外相らはイスラエルによるガザのパレスチナ人への攻撃に改めて反対の意を揃って表明したほか、敵対行為を終わらせて市民を保護し、戦火にさらされたこの飛び地への人道支援の提供を妨げている武装包囲を解除する必要性を繰り返し述べた。
SPAの報道によると、外相らはパレスチナ人をガザから追放しようとする試みに対して反対の声を上げ、「二国間の和解につながる真の政治的な環境作り」を強調した。
この会談には、カタールのシェイク・ムハンマド・ビン・アブドルラフマン・アール・サーニー首相兼外務大臣、ヨルダンのアイマン・アル・サファディ副首相兼外務・移民大臣、エジプトのサーミフ・シュクリー外務大臣、パレスチナのリヤード・アル・マーリキー外務・移民庁長官、トルコのハーカン・フィダン外務大臣など、複数の閣僚が出席した。