テヘラン:イランは火曜日、先週のイランによるミサイル攻撃を受けて、イスラエルが石油施設や核施設を攻撃するのではないかとの懸念が高まる中、イスラエルに対してインフラへの攻撃を警告した。
「イランのインフラに対する攻撃は、さらに強力な反撃を招くことになるだろう」と、国営テレビはアッバス・アラグチ外務大臣の発言を引用して伝えた。
イスラエルが、イランによる10月1日のミサイル攻撃への対応を準備中であると発表した後に、同大臣は発言した。このミサイル攻撃は、イランが6か月間で2度目となる宿敵への攻撃であった。
月曜日には、公式声明でアラグチ大臣の発言として、「イランは地域での戦争を望んでいない」と伝えた。
金曜日には、ジョー・バイデン米大統領が、原油生産量世界トップ10に入るイランの石油施設を攻撃しないようイスラエルに警告した。
イスラム革命防衛隊のラスル・サナイラド大将は日曜日、核施設やエネルギー施設への攻撃は「レッドライン」を越えるものだとイスラエルに警告した。
ファルス通信は、イスラエルの脅威を受けて同氏が次のように述べたと報じた。「一部の政治指導者は、イランの核政策に変更の可能性があると言っている」
2022年、イラン政府高官が同国には核兵器を製造する技術的能力があると発言した後、イランは自国の核開発への野心に変更はないと強調した。
昨年、イランはウラン濃縮のペースを落としたが、2023年後半には濃縮度60%のウランの生産を加速させた、と国際原子力機関は伝えている。
軍事利用には約90パーセントの濃縮レベルが必要である。
イランは常に核兵器能力の開発を望んでいることを否定しており、その活動は完全に平和目的であると主張している。
イランの核施設に対する攻撃は「イランの対応に影響を与えるだろう」とサナイラド大将は述べた。
テヘランは、イスラエルに対する攻撃は、イラン支援のレバノン武装組織ヒズボラの指導者ハッサン・ナスララ師がベイルートでの空爆で死亡したことへの報復であり、またハマス政治指導者のイスマイル・ハニヤ氏がテヘランで死亡したことへの報復であると主張している。
イランはハニヤ氏の死をイスラエルによるものだと非難したが、イスラエルはコメントを発表していない。
AFP