テヘラン:イラン革命防衛隊のホセイン・サラミ司令官は木曜日、イスラエルが10月1日のイランのミサイル攻撃を受けて攻撃を誓っているイランを攻撃した場合、イスラエルに対してさらなる報復を行うと警告した。
「もしあなたがたが誤りを犯し、地域であろうとイランであろうと、我々の標的に攻撃するようなことがあれば、我々は再び痛烈な報復を行うだろう」と、先月イスラエルによる攻撃で死亡した革命防衛隊の将軍の葬儀でサラミ氏は述べた。
イスラム革命防衛隊のコッズ部隊の外国作戦部門の最高司令官であるアッバス・ニルフォルシャン氏は、9月27日、イスラエルによるベイルート南部への空爆で、レバノンのヒズボラの指導者ハッサン・ナスララ師とともに死亡した。
ニルフォルシャン氏の葬儀は、先週遺体が回収されたとコッズ部隊が発表したのを受けて、月曜日にイラクで開始された。その後、遺体はイランに移送され、木曜日に故郷のイスファハンで埋葬された。
スピーチの中で、サラミ氏は、米国防総省が火曜日に、運用にあたる約100名の米軍兵士とともにイスラエルに到着したと発表したTHAADミサイル防衛システムを「信頼できない」と批判した。
「このようなシステムを信用してはならない。イスラム諸国を虐殺しても、自分たちは安全でいられるわけではない」と彼は述べた。
「我々は、あなたの弱点を知っている。あなた方もよく知っているはずだ」と、彼はイスラエルに向けて付け加えた。
終末高高度地域防衛(THAAD)システムは、メーカーであるロッキード・マーティン社によると、「大気圏外および大気圏内の標的を撃墜するように設計されている」という。
サラミ氏の発言は、イランの外務大臣アッバス・アラグチ氏が、ガザ地区とレバノンの紛争が地域全体に広がるのを防ぐための外交努力を強化しているさなかになされた。
アラグチ氏は過去2週間近く、レバノン、シリア、サウジアラビア、カタール、イラク、オマーン、ヨルダンを歴訪している。
現在エジプトに滞在しており、その後トルコに向かう予定である。
イランは、10月1日に実施したミサイル攻撃(その大半はイスラエルの防空システムによって迎撃されたとイスラエルは主張)は、ニルフォルシャン、ナスララ、パレスチナのハマス運動の政治部長の殺害に対する報復であると述べた。