• ミカティ首相は声明で、ベイルート南部郊外への夜間空爆後にこのように述べた
• 米国はレバノンに対し、イスラエルとの一方的な停戦を宣言するよう求めたと、2人の情報筋が伝えた

ベイルート：レバノンのナジーブ・ミカティ首相は金曜日、イスラエルによる同国への攻撃の「拡大」を批判し、1か月以上続く戦争の後、停戦の仲介努力を拒絶していることを示していると述べた。

「イスラエルの敵がレバノン地域への侵略の範囲を再び拡大し、住民に対して都市や村々からの避難を繰り返し脅迫し、破壊的な空襲で再びベイルート南部郊外を標的にしていることは、イスラエルの敵が停戦を確保するためのあらゆる努力を拒否していることを示す指標である」とミカティ首相は述べた。

ミカティ首相の発言は、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相がレバノン停戦の可能性について協議するため、米国高官と会談した翌日になされた。

レバノンの首相は、イスラエルの外交行動は停戦を拒否していることを示唆していると付け加えた。

米国、レバノンにイスラエルとの一方的な停戦を要請

 レバノン高官および外交官によると、米国の特使は今週、1年以上にわたる紛争の解決に向けた交渉を支援する取り組みの一環として、レバノンにイスラエルに対する一方的な停戦を宣言するよう求めた。

情報筋によると、この取り組みは、米国レバノン特使のアモス・ホッホシュタイン氏からレバノンの暫定首相ナジーブ・ミカティ氏に伝えられた。

しかし、このような発表はレバノンでは受け入れられないだろうと情報筋は述べた。レバノンでは降伏と同義語とみなされる可能性が高い。

「レバノンが受け取ったイスラエルの声明と外交的シグナルは、イスラエルが提案された解決策を拒否し、殺戮と破壊のアプローチに固執していることを裏付けている」とミカティ氏は声明で述べた。

レバノンでの戦闘が9月23日に激化して以来、AFP通信がまとめた保健省の数字によると、この戦争によりレバノンでは少なくとも1,829人が死亡している。

水曜日、ミカティ首相は、米国の特使アモス・ホッホシュタイン氏が電話会談で、11月5日の米国の選挙前にイスラエルとヒズボラの戦闘を停戦させる可能性を示唆したと述べた。

同日、ヒズボラの新しい指導者は、受け入れ可能な条件であればイスラエルとの停戦に同意するが、まだ実行可能な合意は提示されていないと付け加えた。

木曜日の会談で、イスラエルの指導者であるネタニヤフは、米国の特使であるアモス・ホッホシュタインとブレット・マクガーク両氏に対し、レバノンとのいかなる合意もイスラエルの長期的な安全保障を保証するものでなければならないと述べた。

AFP