
ベルリン:ドイツ連邦首相フリードリッヒ・メルツ氏は金曜日、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と電話会談を行い、戦争で荒廃したガザ地区での「迅速な停戦」を望んでいると伝えた。
メルツ首相はまた、「緊急に必要な人道支援は、ガザ地区の人々に安全かつ人道的な方法で届けられなければならない」とし、「ハマス武装解除は不可欠である」と強調したと、首相官邸が声明で発表した。
首相は、ガザ地区での迅速な停戦を望んでいると述べた。ドイツ国籍を持つ者を含む、ハマスに人質にされている者たちは、すべて直ちに解放されなければならない。
声明はさらに、メルツ首相は「イスラエルの安全保障上のニーズとパレスチナ人の自己決定権を考慮した、ガザの戦後秩序の確立を提唱した」と付け加えた。
また、メルツ氏は「ヨルダン川西岸地区を併合する動きはあってはならない」と強調した。
メルツ氏は、ベルリンでの記者会見で、ガザでの事態は「もはや容認できない」と述べた。
また、「ドイツはイスラエルの安全確保に全力を尽くしており、私たちは、双方に公平な対応をするために全力を尽くしている」
「しかし、パレスチナ住民の苦境も認識しており、ここでも人道支援を最大限に提供するよう努力している」と述べた。
21ヶ月以上に及ぶ戦争は、ガザの住民に深刻な人道危機をもたらし、大多数の住民が少なくとも1回は避難を余儀なくされ、食料や必需品が深刻な不足に陥っている。
この戦争は、2023年10月7日にハマスがイスラエルを攻撃したことを発端として、AFP の公式統計によると、1,219人(その大半は民間人)が死亡した。
ハマスが支配するガザの保健省によると、イスラエルの報復軍事攻撃により、少なくとも58,667人のパレスチナ人(その大半は民間人)が死亡している。
AFP