
ガザ:ガザの民間防衛機関は土曜日、パレスチナ領南部の 2 つの援助センター付近で、イスラエルの攻撃により 26 人が死亡、100 人以上が負傷したと発表した。
同機関スポークスマン、マフムード・バサル氏は AFP に対し、22 人はハーン・ユーニス南西部の現場付近で、4 人はラファ北西部の別のセンター付近で死亡したと述べ、両事件は「イスラエルの銃撃」によるものと非難した。
ある目撃者は、夜明け前に 5 人の親族とともに食糧を手に入れようとしてハーン・ユーニスのアル・ティナ地区に向かったところ、「イスラエル兵」が銃撃を始めたと述べた。
「親族たちとは何も手に入れることができなかった」と、37 歳のアブドル・アジズ・アベドさんは AFP に語った。「私は毎日そこに行くが、手に入るのは食糧ではなく、銃弾と疲労だけだ」
AFP の取材に対し、イスラエル軍は「調査中」と述べた。
ガザではメディアの報道が制限されており、多くの地域へのアクセスが困難なため、AFP は同機関や他の関係者から提供された死者数や詳細を独自に確認することはできない。
2023年10月7日に過激派組織ハマスがイスラエルに対して行った致命的な攻撃をきっかけとしたガザでの戦争は、地元住民に悲惨な人道状況をもたらしている。
人口密集な沿岸地域に住む200万人を超える人々は、食料や必需品の深刻な不足に直面しており、医師たちは急性栄養失調の急増を報告している。
援助物資の配給センター付近で手当てを待つ人々の死亡が日常茶飯事となっており、パレスチナ当局はイスラエルの砲撃を非難している。
市民防衛機関は、金曜日、ラファの北西にあるアル・シャクース地区にある同じ援助拠点近くで、9人が銃撃され死亡したと報告した。
5月下旬に援助物資の配布業務を引き継いだ、米国とイスラエルが支援するガザ人道財団は、水曜日にハーン・ユーニスで20人が死亡したと発表した。
しかし、同財団は「群衆の中にいた、ハマスと関係のある武装した扇動者たち」が「混沌とした危険な状況」を引き起こし、援助を求める人々に発砲したと非難している。
前日、国連は、活動開始以来、ガザで食糧を入手しようとした 875 人が死亡し、そのうち 674 人は「GHF の施設周辺」で死亡したと発表した。
ガザへの援助の円滑な流入は、21カ月に及ぶ戦争の60日間の停戦に向けたイスラエルとの間接交渉における、ハマス側の重要な要求事項だ。
また、ガザ地区からのイスラエル軍の完全撤退も要求している。
一方、イスラエル側は、ハマスを安全保障上の脅威として無力化するため、ハマスによる武装解除と、依然として拘束されている人質の解放を求めている。
双方は、相手側の妥協の姿勢の欠如と合意の妨害を非難している。
AFP の公式統計によると、2023 年のハマスによるイスラエルへの攻撃により、1,219 人が死亡し、その大半は民間人だった。
その日人質に取られた 251 人のうち、49 人は依然としてガザに拘束されており、その中にはイスラエル軍が死亡と発表している 27 人も含まれている。
ハマスが支配するガザの保健省によると、イスラエルの報復軍事行動により、58,667 人のパレスチナ人が死亡し、その大半は民間人だ。
AFP