• アブダビは6月2日から1週間の交通禁止を実施すると発表。

ドバイ：中東諸国はコロナウイルス感染症（COVID-19）パンデミックと効果的に闘うため、それぞれの現場状況に基づいてさまざまな対策を講じている。湾岸地域の多くの国が、厳しい予防措置の中で制限を緩和しようとしている。

アラブ首長国連邦最大の構成国アブダビは、主要都市との間の交通を1週間禁止することを発表した。禁止措置は6月2日から実施されると、現地政府のメディア室が日曜に述べた。

この制限にはアブダビ首長国全体への出入り禁止も含まれると、同メディア室はTwitterで述べた。

アブダビ市は7つの構成国から成る連邦の首都でもある。

豊かな石油資源を持つアブダビ首長国の他の都市、アルアインとアルダフラも発表の中で言及された。これらの都市内での移動は、すでに実施されている夜間外出禁止が守られている限り許される。

宿泊施設
バーレーンの雇用主たちは労働者収容所の過密状態を軽減するため、新たな宿泊施設を労働者に提供してきたと、国営通信社が報じた。同国はウイルスの拡散阻止に悪戦苦闘している。

この動きは、同国が雇用主たちに対し、特に過密状態にある宿泊施設における労働者の安全確保を強く求めたことを受けてのものである。

ジャミール・ビン・モハメッド・アリ・フマイダン労働者社会開発大臣は、雇用主が予防措置を忠実に実施し、職場や労働者収容所でソーシャルディスタンス基準を守ることが重要と述べた。

同大臣によれば、これまでに約8,011人の労働者に新たな宿泊場所が与えられたという。

企業の協力状況を監視するため特別委員会が設立されたとフマイダンは述べ、違反者は処罰されると付け加えた。

民間部門は生産性のレベルに影響がない限り、できるだけ在宅勤務を実施すべきと、同大臣は述べた。

フマイダンは、同省が1,055ヶ所の職場に定期的な消毒を命じ、企業に対して感染と伝染病の拡大防止方法を労働者に周知するように強く要請したとも述べた。

同省はCOVID-19の拡散に対する全国的な意識向上キャンペーンの一環として、350,000人の外国人労働者に対しさまざまな言語で書かれた400,000冊の小冊子を配布する。

学年度
クウェートの教育大臣サウド・アルハルビが、学年度の短縮は数千人の学生を危機にさすことになり、「簡単な決断」ではないと述べたと、国営通信社KUNAが報じた。

アルハルビはこの決断について、パンデミック中の同国の健康状況に左右されると述べた。

同大臣は、同省が学生と職員の安全を優先すると述べ、1学期のみで学年度を終えることの潜在的な影響について言及した。

同省が学年度を打ち切る決断をする場合、第1学期の試験に参加できなかった学生は不利な立場に置かれるだろうとアルハルビは述べ、成績を上げるため第2学期を頼りにしている学生もいると付け加えた。

最終的な提案は7月15日に公表される予定と、同大臣は言う。

一方でアルハルビは、第12学年の生徒に対して6月15日までにオンライン授業を始めるように、同省が学校に指示すると述べた。

ロックダウン
レバノン東部のベッカにあるマイダルアンジャール村でコロナウイルス感染の新たな波が記録されたことを受け、現地当局が全面的なロックダウンを再開したと、全国紙デイリー・スターが伝えた。

現地当局によれば、この村のロックダウンは5日間実施されるという。この期間中、全ての店舗と機関が閉鎖される。

この決定は、地方政府がこの村でクラスター感染を検知したため行われた。これには、先週分かったシリア難民の中の13件の感染例も含まれる。同村は先週金曜、32人のウイルス保菌者が見つかってロックダウン状態に置かれた。

同国は、特にCOVID-19の拡散につながる地域において、的を絞った検査キャンペーンを実施してきた。

ロイター