ドバイ:カタールのシェイク・ムハンマド・ビン・アブドゥルラフマン・アル・サーニ首相はCNNに対し、米国が仲介する停戦計画に基づきガザに派遣される国際軍は、パレスチナ人とイスラエル人が互いに脅威とならないようにすべきだと語った。
シェイク・ムハンマド首相は、国際安定化部隊には明確な任務が与えられるべきだと付け加えた。
CNNのファリード・ザカリアの取材に対し、彼は次のように語った:「国際的なプレゼンスについて話すとき……明確な任務があるべきです。私たちは、国際部隊の任務を明確にするために、米国と協力しています。基本的に、国際部隊の役割は、パレスチナ人とイスラエル人の安全を確保し、両者が互いに脅威とならないようにすることです」
ハマスとイスラエルの停戦により、主にアラブ・イスラム諸国からなる連合軍がパレスチナ領内に部隊を展開することになる。
シェイク・ムハンマド氏はまた、ガザにおける最近の停戦違反について、イスラエルも違反したと非難された1月25日の停戦を思い起こしながら、「毎日起きている」と語った。
「その停戦中に多くのパレスチナ人が殺された」
「違反は毎日起きている。私たちは、エジプトや米国と一緒に作った作戦室のようなデコンフリクション・ルームを持っています。そこではすべてを記録しています」
「今回の攻撃は実に不釣り合いなもので、協定を危うくするものだった。しかし、我々が見たのは、停戦を維持するために、両当事者が非常に緊密に協力しているということです」
シェイク・ムハンマド氏は、パレスチナ自治政府がガザとヨルダン川西岸地区を統轄する「単一の機関」であることへのカタールの支持を改めて表明した。
「現在、ファタハとパレスチナ自治政府を含むパレスチナの全派閥の間で協議が行われている。改革が整えば、パレスチナ自治政府がガザとヨルダン川西岸地区の統治を一緒に引き継ぐべきだ」と述べた。
「この2つの単位を分離することはできない。このふたつはひとつの単位だ。それらは将来のパレスチナ国家だ。いいですか、ファリード、我々が何をしようが、何を言おうが、一部の政治家、おそらくイスラエルには、2国家解決策以外の解決策があるという希望的観測がある。2国家解決以外に解決策はないのです。どうすれば、2つの民族が共に共存し、安心して暮らせるようになるのでしょうか」