チュニス: チュニジアは今年これまでに約1万人の非正規移民を送還しており、その大半はアフリカ諸国からの移民である、とモハメド・アリ・ナフティ外務大臣が火曜日語った。
ナフティ外相は国会議員に対し、送還は国際移住機関(IOM)と調整した自発的な帰還プログラムを通じて実施され、移民の帰国を支援するために毎週フライトが手配されていると述べた。
ナフティ氏は、チュニジアは欧州のパートナーに対し、「通過地帯にはならない」と改めて表明したと述べた。
公式データによると、チュニジアは2024年に同イニシアチブのもとで約7200人の移民を送還しており、「この現象がなくなる」まで残りの移民の送還を続けることを目指しているという。
チュニジアは移民危機に直面しており、当局が地中海を渡ってヨーロッパに到達することを阻止したため、アフリカからの数千人の移民がアムラやジュベニアナといったチュニジア南部の町の森林でテント生活をしている。
チュニジアが海上国境沿いの警備を強化したため、ヨーロッパに到達する移民の数は今年大幅に減少した。
ロイター