ベツレヘム:イスラエル当局は、ヨルダン川西岸地区の混雑した難民キャンプにあるサッカー場の取り壊しを命じた。
「このグラウンドが取り壊されれば、私たちの夢と未来が壊されてしまう」ベツレヘム近郊のアイーダ難民キャンプで女子サッカーチームに所属するリタル・サルハン(13歳)は、「私たちはこのフィールド以外では遊べません」と語った。
イスラエル軍は12月31日、このサッカー場はイスラエルがヨルダン川西岸地区に建設したコンクリートのバリアウォールに隣接する地域に違法に建設されたとして、取り壊し命令を出した。
「セキュリティ・フェンス沿いには、差し押さえ命令と建設禁止命令が発令されているため、この地域での建設は違法に行われたものである」とイスラエル軍は声明で述べた。
畑を管理するアイダ・ユース・センターの管理者、モハマド・アブ・スロール氏によると、軍は7日以内に畑を取り壊すよう指示したという。
イスラエル軍はしばしばパレスチナ人自身に取り壊しを命じる。もし彼らが行動を起こさなければ、軍は問題の建造物を破壊するために介入し、その費用の請求書をパレスチナ人に送る。
アブ・スロール氏によれば、イスラエル軍は解体命令を出す際、サッカー場は分離壁とイスラエル人に対する脅威であると住民に伝えたという。
「どうしてこんなことが可能なのかわからない」と彼は言った。
イスラエルによる取り壊しは広く国際的な批判を浴びており、1967年の中東戦争でイスラエルが占領したヨルダン川西岸地区を正式に併合しようとするイスラエルによる組織的な取り組みに対するパレスチナ人の恐怖が高まっている時期と重なる。イスラエルは2025年初頭、パレスチナ難民キャンプでの取り壊しを加速させ、ヨルダン川西岸地区中央部と北部のキャンプに住む3万2000人の住民を避難させた。ヒューマン・ライツ・ウォッチはこの取り壊しを戦争犯罪と呼んでいる。イスラエルは、武装勢力の活動を妨害するためだと述べている。
ロイター