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ガザ地区がアウトブレイクの対策を強化するなか現地の男性がコロナウイルスで死亡

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27 Aug 2020 04:08:47 GMT9
27 Aug 2020 04:08:47 GMT9
  • 各都市では自治体によるロックダウンが続いており、人々は常に自宅待機するよう指示されている

ガザ:パレスチナ当局は水曜日、61歳の男性が新型コロナウイルスに感染後、ガザ地区で死亡したと発表した。当局はガザ地区でのパンデミック(世界的大流行)への対策を強化している。

保健省によると、男性は以前から体調を崩しており、人工呼吸器を使用していたという。一般人が死亡したのは、3月に検疫所で感染者の女性が死亡して以来、初めてのことである。

保健当局者によると、水曜日にさらに9人の感染者が確認されたという。うち6人は、月曜日に最初の4人の感染者が確認された孤立したマガジ難民キャンプに滞在していた。これを受けてガザのハマス当局は全面的なロックダウンを行うこととなった。

他の3人はガザ地区北部で感染したが、このことは200万人が住むガザ地区の様々な地域にウイルスが広がり始めていることを示している。

マガジの外でのアウトブレイク(集団感染)の速度はいまだに遅いままだが、貧困、人口密度の高い難民キャンプ、限られた病床数という、この地域の潜在的な複合的被害について、地元や国際的な保健機関が懸念を深めている。 

各都市では自治体による封鎖が行われ、人々は常に自宅待機するよう指示されており、どうしても外出しなければならない場合はフェイスマスクを着用するよう命じられている。

ガザの人口の半分以上を支援している国際連合パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は、ロックダウンが延長された場合へ向けた、被支援者への保健、教育、食糧サービスを継続するための代替案を検討していると述べた。 

ガザのUNRWA報道官アドナン・アブ・ハスナによると、診療所は開いたままだが、物理的な立ち会いは禁止されており、代わりにスタッフが電話で医療相談を行い、一部の薬は患者に自宅に届けられたという。

「我々は、難民へのサービス提供の継続を確実にするために、保健省と常に協議中であり、また、私たち独自の代替案の実施についても協議中です」とアブ・ハスナは述べた。

ガザ保健省によると、月曜日の感染者は、女性がイスラエル占領下のヨルダン川西岸に旅行して陽性反応が出た後に確認されたとうい。同省の報道官は、中央ガザの病院の外にあるスーパーマーケットを訪れたかもしれないすべての人に、自己隔離を行い、すぐに医師に報告するよう促した。

ロイター

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