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ベイルートの港の爆発事故による死者数が190人となる

2020年8月4日に起きた大規模な化学爆発後の、ベイルートの港の壊滅的な様子。(AFP)
2020年8月4日に起きた大規模な化学爆発後の、ベイルートの港の壊滅的な様子。(AFP)
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30 Aug 2020 10:08:12 GMT9
30 Aug 2020 10:08:12 GMT9
  • 爆発により30万人が家を失い、直接的な損害額は150億ドルに上る

ベイルート:今月のベイルートの港での爆発による死者数は190名となり、6500名以上が負傷し、3名が行方不明となっている。レバノン暫定政府が日曜付の報告で発表した。

レバノン当局は、危険な状態で何年も貯蔵されていた高い爆発性をもつ素材がキノコ雲を上げながら爆発した原因について、詳しく調べている。この爆発により都市は何キロも破壊され、既に国家経済崩壊の責任が問われていた政界への怒りは増すばかりだ。

7名がいまだ行方不明であると土曜日に軍が発表した。内訳はレバノン人3名、シリア人3名、エジプト人1名だ。その後に新たに発見された人がいるかどうかは今のところ明らかにされていない。

8月4日に起きた今回の爆発で30万人が家を失い、直接の損害額は150億ドルに上ると閣僚会議が日曜に公表した報告には述べられている。

5万戸の家屋、9つの主要病院、178の学校が損傷を受けたとされる。

退陣政府はこの爆発によって職を辞した。

閣僚会議議長が月曜日に新たな首相を指名すべく議員連合と話し合いを持ち、翌日にフランスのエマニュエル・マクロン大統領がレバノンを訪問することになっている。彼は地域特有の腐敗や不正に端を発する深刻な経済危機から国を救う行動を起こすよう政治リーダーたちに強く促す予定だ。

ロイター

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