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ベイルート爆発の生き埋め被災者捜索作業、1メートル弱のがれきの中に希望を探す

上写真―ベイルート港湾地区で発生した大爆発により損害を受けた建物のがれきの近くを歩く救助犬。(ロイター)
上写真―ベイルート港湾地区で発生した大爆発により損害を受けた建物のがれきの近くを歩く救助犬。(ロイター)
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04 Sep 2020 08:09:33 GMT9
04 Sep 2020 08:09:33 GMT9
  • 救助犬のチームが、壊れた建物の下敷きになった生存者の脈拍と呼吸のサインを検知した。
  • ベイルートを破壊した爆発が起きた4日の午後6時8分には、黙とうの時間が予定されている。

ベイルート―8月4日に発生したベイルート爆発事故の現場では今、レバノンの救助作業員が、厚さ50センチほどのがれきの下の生存者の可能性を見出すべく、時間と闘いながら捜索を続けている。

国営ニュースは以前、特別に訓練された救助犬を連れた救出・復旧チームが、、爆発で最も被害を受けた地域の一つであるベイルートのジェマイゼ地区で、壊れた建物の下敷きになった生存者の脈拍と呼吸のサインを検知したと報じた。

この救助作業員チームには、レバノンやその他の現地市民防衛隊のメンバーほか、チリからのボランティアも含まれていた。

捜索が行われていた建物の1階にはかつて、バーがあった。

この捜索は、190人が死亡し、6000人がけがを負ったレバノンの爆発事故発生から1ヵ月後が過ぎようとしていたころに行われた。

レバノンの人々は心に傷を負ってしまった。レバノン史上最も悲惨な事故となった爆発が発生した8月4日から1ヵ月後の9月4日午後6時8分には、黙とうの時間が予定された。

「それらの(呼吸と脈拍の)サインと温度センサーは、生存者の可能性を示している」。救助作業員のエディー・ビター氏は捜索現場で、報道陣に対しこのように述べた。

救助作業員は目立つ色のジャケットを着用し、爆発で壊れた建物の上を這い上るようにして捜索した。

ビター氏は、市民防衛隊のチームが召集され、追加の器具を携えて捜索に加わったと述べた。

地元メディアは、なお生存者がいることが明らかになったとしても、その捜索・救助活動には数時間かかる可能性があると報じた。

ロイター/AP

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