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トルコ、エルドアン氏誹謗のギリシャの新聞の見出しを非難

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20 Sep 2020 04:09:06 GMT9
20 Sep 2020 04:09:06 GMT9
  • NATOのこの2国は、地中海東部の係争海域におけるエネルギー探査を巡り、すでに激しい論争を繰り広げている

イスタンブール:トルコ政府は、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領を侮辱したギリシャの新聞の見出しを非難し、アテネに対応を要請した。

トルコの外務省は、すでにDemokratiaの新聞の見出しをめぐってギリシャ大使を召喚しており、同省のウェブサイトにもそれが掲載されている。

見出しの「Siktir Git Mr. Erdogan」はトルコ語で「うせろ」を意味し、このギリシャの新聞記事に掲載された大統領の写真の横に表示され、英語訳も加えられた。

「トルコ政府を代表して、大統領に向けられた、極右の新聞の第一面での侮辱的な出版を強い言葉で非難する」と、トルコ大統領政権の首席報道官であるFahrettin Altun氏が、ギリシャ政府のスポークスマンStelios Petsas氏に手紙を書いたことが土曜日に公表された。

彼はギリシャに対し、この「恥知らずな」行動の責任者を問責するよう要請した。

「外国の指導者を侮辱することは、無力さと理由の欠如の表れであり、報道の自由または表現の自由の範囲を越えている」と彼は話す。

ギリシャ外務省は金曜日、表現と報道の自由はEU加盟国の間では完全に守られているとしつつ、次のように付け加えた:「攻撃的な言葉の使用は、我々の国の政治文化に反しており、非難するしかない」

NATOのこの2国は、地中海東部の係争海域におけるエネルギー探査を巡り、すで激しい論争を繰り広げている。

先月、トルコの調査船Oruc Reisが配備されたため、近隣諸国はキプロスとギリシャのクレタ島の間の戦略的海域において、対抗して空軍および海軍訓練を実施した。

先週末、1か月の任務の終え、整備と補給のためにアンカラは船を岸に引き戻した。

しかし、金曜日の海上警報システムNAVTEXによるメッセージを受け、トルコはキプロス沖にある別の調査船Barbaros Hayrettin Pasaの稼働を10月18日まで延長した。トルコの掘削船Yavuzもまた、10月12日までキプロス沖に留まる。

エルドアン氏は金曜日、Oruc Reisを港に引き戻し、外交の機会を与えたいと望んでおり、ギリシャのキリアコス・ミツォタキス首相とのテレビ会議や第三国での会議の開催を否定しなかった。

この争いでギリシャを支持するフランスのエマニュエル・マクロン大統領は、トルコの指導者の会談への意欲を歓迎し、先週のコルシカ島のアジャクシオでの会議で、南ヨーロッパの指導者らが同様のメッセージをトルコに伝えたと語った。

“アジャクシオでは、誠実に、洗練さを持って責任ある対話を再開しよう、という明確なメッセージをトルコに送った。この呼びかけは今や欧州議会の呼びかけでもある。呼びかけは届いたようだ。先へ進もう」と彼はフランス語とトルコ語でツイートした。

EUの指導者らは、9月24〜25日に行われる会合でトルコに対する制裁の可能性について話し合う予定だ。

AFP

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