• 非政府組織「シーアイ」は船舶アラン・クルディ号が島の東側にあるアルバタックスの港に停泊したと話している

ローマ—- 救助された125名の移住者を乗せた船が木曜日にイタリアの島サルデーニャに到着したと援助団体「シーアイ」が話し、生存者の運命は保証されないままであると言い添えた。

船を用意したシーアイは、島の東側にあるアルバタックスの港に停泊したアラン・クルディ号が「港湾当局の指導で錨を下ろし、次の指示を待っている」と話した。

しかし、同組織は、救助された生存者が下船を許されるであろうアルバタックスが「安全な港」かどうかは不明であると述べた。

イタリア当局は水曜日の夜に、「この先の調整」について話し合い、船の雨除けを提供するために連絡をとった。シーアイのTwitterでの発言によれば、シーアイが援助を要請してから5日が経過している。

イタリア内務省は、同日の早い時間に、同省が停泊の「要請を承認」し、救助された125名の生存者を欧州全体に「振り分ける手続きを促した」と主張した。

「救助された生存者の80%が欧州諸国に送られることになっている」と同省は言い添えた。

この船は、シリアの少年、アラン・クルディ君にちなんで命名された。この少年は2015年にトルコの浜辺にその亡骸が打ち上げられ、世界中で大きく報じられた。そのアラン・クルディ号がリビア海岸沖の3つの別々の船から62名の子供を含む133名を救助したのだ。

5ヶ月の乳児1名を含む8名がイタリア沿岸警備隊の手を借りて避難した。同組織によれば、幼い子供を含む50名以上の未成年者が依然として乗船したままだ。

シーアイの責任者、ゴルデン・アイスラー氏がTwitter上で述べたところによれば、同船は、当初、フランス南部のマルセイユに向かっていたが、その後、フランス当局がイタリアに対して同船の地中海での停泊許可を要請し、承認を得た。

「我々は、救助された125名の生存者が適切なケアを受けるため、サルデーニャでの下船を許可されることを願っている」とアイスラー氏は言い添えた。

フランスが同船に対し、マルセイユでの停泊許可を出す一切の可能性を遠回しに却下している中、フランス政府の広報担当者、ガブリエル・アッタル氏は、水曜日に、シーアイの船は「最寄りの安全な港が受け入れる」べきであると話した。

生存者を最寄りの「安全な港」に上陸させる原則は国際海事法に謳われ、一般的には、救助された生存者が地中海を航海している場合、イタリアやマルタが受け入れることになっている。

今年に入って600名以上の移住者が地中海の横断を試みて非業の死を遂げている。欧州でのよりよき人生を求める人々にとっては最も致命的な航路である。

国際移住機関によれば、今年に入ってからこれまで、約5万人が旅に出ている。

AFP