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イスラエルが併合一時停止以来初めて入植者家屋の建設を承認

ラマラの北にあるアルムガイル村の近くでパレスチナ人のボランティアがオリーブを摘む農民を手伝っているところを通りかかるイスラエルの兵士。占領下にあるヨルダン川西岸地区では、イスラエル人入植者が農民を襲撃する恐れがある。2020年10月13日。(AFP)
ラマラの北にあるアルムガイル村の近くでパレスチナ人のボランティアがオリーブを摘む農民を手伝っているところを通りかかるイスラエルの兵士。占領下にあるヨルダン川西岸地区では、イスラエル人入植者が農民を襲撃する恐れがある。2020年10月13日。(AFP)
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15 Oct 2020 01:10:15 GMT9
15 Oct 2020 01:10:15 GMT9
  • この決定はパレスチナ人から怒りの反応を引き出した
  • 家屋建設は入植者リーダーたちからのネタニヤフ首相に対する批判を弱めるのに役立つ可能性がある

エルサレム: イスラエルが水曜、占領しているヨルダン川西岸地区で新たに1,300軒以上の入植者家屋の建設を承認した。同地区での併合計画を一時停止して以来、初めての承認となった。

この決定は、ヨルダン川西岸、ガザ、および東エルサレムでの国家建設を目指すパレスチナ人から怒りの反応を引き出した。

「国際社会に対し、直ちに介入してこの植民地の狂気をやめさせることを求める。本物の平和プロセスのためのあらゆるチャンスを破壊する行為だ」と、パレスチナのマフムード・アッバース大統領の広報官ナビル・アブ・ルデイネは述べた。

今回の建設は、従来からの支持者である入植者リーダーたちからのベンヤミン・ネタニヤフ首相への批判を弱めるのに役立つ可能性がある。

彼らは併合の一時停止に苛立っていた。併合の停止は、イスラエルとアラブ首長国連邦およびバーレーンとの間の外交関係を築く先月の協定締結への道を開く助けとなった。

イスラエルのヨルダン川西岸民政計画委員会は、いくつかの入植地で1,313軒の建設に最終承認を与えたと声明で述べた。これとは別に853軒の計画も前へ進められたが、まだ最終承認には至っていないという。

ベイトエル入植地は声明で、350軒の新たな家が同地で建設されたと述べた。声明は委員会の決定を「ベイトエルにとって素晴らし成果」と歓迎した。

前回は8ヶ月前にヒアリングを開催した討論会が木曜に再招集されることになっている。公開されている議題ではその目的を、入植地における追加的なプロジェクトを進展させることとしている。

イスラエルの入植地監視機関ピースナウによれば、全体として委員会は4,000軒の新たな入植者の家の建設を含むプロジェクトを前進させるために設立されたという。

ほとんどの国は、イスラエルが1967年の中東戦争で占領した領土に建設した入植地を、違法でパレスチナ人との和平に対する障害と見なしている。米国とイスラエルがこれに対立している。

イスラエルはヨルダン川西岸との歴史上・聖書上のつながりに言及し、約450,000人の入植者を300万人のパレスチナ人が住む土地で生活させている。

ロイター

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