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カタールの空港でのオーストラリア人被害者 身体検査を「悪夢」と語る

ボーイング新型機787ドリームライナー カタール航空エコノミークラス客室(ロイター)
ボーイング新型機787ドリームライナー カタール航空エコノミークラス客室(ロイター)
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23 Nov 2020 12:11:14 GMT9
23 Nov 2020 12:11:14 GMT9
  • カタールの空港で身体検査を受けさせられた豪被害者『60 minutes』で口を開く
  • 番組司会者は「カタールは、とりわけ欧米人女性には危険な行き先」と語る

アラブニュース

【ロンドン】カタールの空港で侵襲的検査を強要された豪被害者が「悪夢」の体験を『60 Minutes Australia』で22日(現地時間)語った。

番組は『60 Minutes』のリポーター、Sarah Aboが10月の空港での検査の後、外国人女性にとってカタールがいかに「危険」であるかを話すことから始まる。

Aboは、カタールが自国を「外国人訪問者を歓迎し尊重する近代的で進歩的な国家として掲げている」とし、

「しかし、それは真実からほど遠い。実際にはカタールは、とりわけ欧米人女性にとっては危険な行き先です」と話した。

13人のオーストラリア人を含む大勢の女性が、本人の同意なしに、カタールの空港当局に下着を脱ぐ検査を強要されたと訴えた後、その国際的な不祥事は大きなニュースになった。

当時、カタール政府関係者は、空港のトイレで新生児が遺棄されているのが見つかったので、検査を行ったと話していた。

番組では、ドーハで乗り換えをしていた豪女性へのインタビューが放映された。インタビューで、女性は、ドーハでの身体検査の屈辱を語り、身元を保護するため仮名としてジェーンと呼ばれた。

カタールの空港でシドニー行きの航空便に搭乗後、「パイロットや職員、客室乗務員とは名乗らなかった男性からの放送があり、すべての女性はパスポートを持って飛行機から降りる必要があると伝えられました」とジェーンは語った。

何の断りもなく、ジェーンとほかのオーストラリア人女性の乗客たちは、飛行機から「重装備の警備員」により降ろされた。

「私たちは全く納得していませんでした. . .」声を詰まらせながらジェーンは語った。

「そのとき、考えられた筋書きは. . .誘拐されるの?どこかに連れ去られる?今後、夫や家族に会えるだろうか?ということでした」*

駐機場には、救急車が女性客を待ち受けていた。彼女たちは救急車の中に入れられ、空港のトイレのごみ箱で新生児が見つかったので、「検査」を受ける必要があると伝えられた。

ストレッチャーに横になり、別の女性が検査するため下着をとるように言われたとジェーンは語った。

「私たちは自分たちが犯罪者のように感じました。もし彼らが、私が何かを罪を犯したと思っているとしたら、この国で私はどうなるんだろうと考え続けていました」

番組の司会者は、この事件は乗客に乗り換え地としてドーハにするのを考え直させるものだと話した。「彼女がどんな目に遭ったかということは本当に信じられません。この話は、すべてのオーストラリア人を怒らせるだけでなく、人々に将来カタールへの旅行やカタール経由の旅行を考え直させるものです」

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