• 政治フォーラムは、石油が豊富なこの北アフリカの国を飲み込んだ混乱を終わらせるための最新の取り組み
• フランス、ドイツ、イタリア、英国は、話し合いを邪魔する者に対して「対策を講ずる」と脅した

カイロ：リビアの対立する2つの勢力が月曜、紛争で打撃を負った同国の来年12月の選挙を主導することになるであろう暫定政府のメンバーを選ぶ方法について、2回目の協議を始めた。国連が発表した。

リビア担当国連特命大使代理のステファニー・ウィリアムズが、このリビア政治対話フォーラムのオンライン会議の議長を務めた。1週間前にチュニジアで開かれた1回目の会議では、最高執行部の指名まで至ることができなかった。

75人のメンバーから成るこのフォーラムは、2021年12月24日に大統領選挙および議会選挙を開催することについては合意に達していた。また、「選挙の憲法上の根拠」に取り組むボランティアの法律委員会を指名することでも合意している。

この政治フォーラムは、2011年に独裁者ムアンマル・カダフィが倒されて殺害された後、石油が豊富なこの北アフリカの国を飲み込んだ混乱を終わらせるための最新の取り組みだった。

駐リビア国連大使は先週、投票で特定の人物を暫定政府のメンバーに指名するよう依頼する目的で、フォーラムの参加者の一部に賄賂が支払われた疑惑を調査していると述べた。大使は誰の名前も挙げなかったが、会議を妨害する者には国際的な制裁措置を課すことを明言した。

このフォーラムは、リビア紛争の平和的解決実現に対する国際的な強い圧力の中で開催された。これまでの外交構想はすべて崩壊してきた。

交戦中の両勢力は先月ジュネーブで、国連の仲介による停戦に合意した。この協定には、3ヶ月以内に外国の軍隊と傭兵をリビアから立ち去らせることが含まれている。

停戦協定締結から1ヶ月が経つが、外国の軍隊と傭兵の問題に関しては何の進展も発表されていない。国連の専門家によれば、ロシア人、シリア人、スーダン人、チャド人を含む数千人の外国人兵士が、両勢力によってリビアに連れて来られたという。

リビアは国連が支援する首都トリポリの政府と、東部を拠点に敵対する機関に二分されている。2つの勢力は現地武装集団の他、地域や外国の勢力からの支援も受けている。

国連大使への支持を示すフランス、ドイツ、イタリア、英国は月曜、紛争終結を目指す話し合いを邪魔する者には「対策を講ずる」と脅した。対策の具体的内容については触れなかった。

この4つの欧州の国は共同声明で、リビアの当事者たちに「停戦協定を完全に実施」し、「石油収益を公正かつ透明に使用するための合意された仕組み」を見つけるように強く求めた。

東部の機関と同盟を組む軍司令官ハリファ・ハフタルに忠誠を誓う軍隊は9月、同国の重要な油田および石油ターミナルの1ヶ月にわたる封鎖の終了を発表した。

AP