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ネタニヤフ氏、「イランと平常の関係」は間違い

ネタニヤフ氏は、世界平和に対するイランの脅威を防ぐために、すべての国が団結すべきだと述べた。(AP通信)
ネタニヤフ氏は、世界平和に対するイランの脅威を防ぐために、すべての国が団結すべきだと述べた。(AP通信)
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14 Dec 2020 05:12:29 GMT9
14 Dec 2020 05:12:29 GMT9
  • イスラエル、イランとの国際的な核合意を復活させようとするバイデン氏の行動に反対する方針

エルサレム:イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は日曜日、「イランと平常の関係に戻る」ことは間違いだろうと述べ、ジョー・バイデン次期大統領がイランとの国際的な核合意を復活させるために行動を起こすことが予想されていることに対して、イスラエルが抵抗することを示唆した。

ネタニヤフ氏は、ドナルド・トランプ大統領の国家安全保障問題顧問、ロバート・オブライエン氏との記者会見で発言した。
しかし、同氏の発言は、イランが合意の厳格な順守に同意すれば米国は核合意に再び参加すると述べてきたバイデン氏に向けられたもののように見えた。

核開発の制限と引き換えにイランへの制裁を解除したこの合意は、トランプ氏が2018年に合意から離脱して以来、破綻している。

ネタニヤフ氏は、2015年に当時大統領だったオバマ氏が交渉を行った際、この合意に反対する戦いを主導したが失敗し、3年後にトランプ氏が合意から離脱したことを歓迎した。ネタニヤフ氏は、核合意はイランの核兵器開発を防ぐものではなく、地域全体での代理勢力への支援や長距離ミサイル開発計画など、イランによるその他の好戦的な行動に対処することに失敗していると述べている。

「イランが近隣諸国を服従させ、脅し続けている限り、イランがイスラエルの破壊を求め続けている限り、イランが地域と世界全体でテロ組織を資金援助し、装備を提供し、訓練し続けている限り、そしてイランが核兵器とその運搬手段の危険な探求に固執する限り、我々はイランと平常の関係に戻るべきではない。世界平和に対するこの大きな脅威を防ぐために、我々は一致団結すべきだ」とネタニヤフ氏は日曜日に述べた。

オブライエン氏は、米国がイスラエルとモロッコが完全な国交を樹立すると発表した数日後に到着し、終わりを迎えつつあるトランプ政権が仲介したイスラエルとアラブ国家の間の国交正常化協定はこれで4つ目となった。

オブライエン氏は、トランプ政権の対イラン圧力活動は成功していると述べ、イスラエルとアラブ諸国の一連の合意は、同氏がトランプ氏とネタニヤフ氏という調停者による遺産と呼ぶものをより強固なものにするだろうと述べた。

AP通信

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