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レバノンが、ウイルス拡散と闘うため3週間のロックダウンを命じる

2021年1月4日、レバノン・ベイルートのラフィク・ハリーリ大学病院で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査を待つ人々。写真は2021年1月4日撮影。(ロイター)
2021年1月4日、レバノン・ベイルートのラフィク・ハリーリ大学病院で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査を待つ人々。写真は2021年1月4日撮影。(ロイター)
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05 Jan 2021 05:01:04 GMT9
05 Jan 2021 05:01:04 GMT9

ベイルート:レバノンは、既に金融崩壊に直面している同国の医療崩壊を招く恐れのある新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めるため、夜間外出禁止令を含む3週間の完全なロックダウンを行うと発表した。

ハマド・ハサン暫定保健相は、ロックダウンは木曜日に始まり、2月1日まで続き、どの部門が免除されるかについて火曜日に詳細を明らかにすると語った。

ロックダウンには午後6時から午前5時までの夜間外出禁止令が含まれる。

「パンデミックの課題は、病院が病床を確保できない中、レバノン人の命を深刻に脅かす段階に達していることが明らかになっています」とハサン氏は、新型コロナウイルスに関する閣僚委員会の会議後に記者団に語った。

レバノンでは日曜日に2,870人が新たに感染し、2月21日以降の感染者は合計で189,278人、死亡者は1,486人となった。

新たなロックダウンは、失業率の上昇、インフレ、貧困といった懸念がある中で実施される。

レバノンは壊滅的な金融危機に直面しており、通貨は暴落し、銀行は麻痺し、預金が凍結されている。またドルが不足しているため、医療品は減少している。

200人が死亡し、いくつかの病院が破壊されたベイルート港での大規模な爆発の後、ウイルスが蔓延したため、夏の間、集中治療室は限界に達していた。

社会的距離の遵守などの予防策がゆるみ、クリスマスや年末年始のホリデー明けには感染者の大幅な増加が懸念されている。

「これは大きな問題です。今後10日間は非常に困難で、感染の拡大に伴い死亡率が上昇することが予想されます」と、ラフィク・ハリーリ病院のマフムード・ハッスーン重症管理室長はロイター通信に語った。

「現在、ほぼ手一杯の状況で、ホリデー期間の影響もまだ出ていません。」

ロイター

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